ミクシィは2月27日、代表取締役社長の森田仁基氏の退任を発表した。6月開催予定の定時株主総会終了時に任期満了で退任するという。新社長には現取締役の木村弘毅氏が内定しており、株主総会後の取締役会の決議で正式に就任する。「今後新たな成長戦略を描き、推進していくためには、経営体制を一新することが望ましいと判断」したという。
退任が発表された森田現社長は、スマートフォンゲーム「モンスターストライク」を誕生時から手掛け、2014年6月に社長に就任。15年3月にチケット売買仲介サービス「チケットキャンプ」を運営するフンザを115億円で買収するなど、M&A(企業合併・買収)を進めてきた。しかし「チケットキャンプ」は商標法違反容疑やフンザ元社長の詐欺容疑で捜査が続いており、5月末での終了が決定している。
新社長の木村氏は08年にミクシィに入社。「モンスト」を立ち上げヒットに導いた。現在はミクシィのゲーム事業「XFLAG」の事業本部長を務めている。「新体制では、主力事業であるエンターテインメントを更に強固にし、中長期的にはさまざまななコミュニケーション事業にフォーカスして成長を目指す」としている。
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