2020年2月26日水曜日
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KDDIとSpatial、スマートグラス「NrealLight」を活用したAR会議システムの開発に向け、包括的パートナーシップを構築
- KDDI株式会社
- Spatial Systems Inc.
2020年2月26日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) とSpatial Systems Inc. (本社: 米国 ニューヨーク、CEO: Anand Agarawala (アナンド アガラワラ)、以下 Spatial (スペーシャル)) は、2020年2月17日に、ARやVRなど空間コンピューティング (Spatial Computing) への取り組みを加速させ、5G時代における新たなテレワークやユーザー間コミュニケーションシーンの創出を目的とする包括的パートナーシップを構築しました。
KDDIとSpatialは、5G時代に本格化するスマートグラスを活用した新たなコミュニケーションシーンの創出に向け、Spatialが有する遠隔AR会議システムのスマートグラス「NrealLight」への最適化を推進するほか、日本市場におけるAR会議システム・コミュニケーションサービスの受容性確認やテストマーケティングを実施します。
また、KDDIの5G MEC (Mobile Edge Computing) を活用することで、より高画質でスムーズな動作を実現し、スマートグラスを通じたリアリティと高臨場感のあるバーチャルコミュニケーションサービスの提供を目指します。
1. 包括的パートナーシップの内容
2. 締結日
2020年2月17日
今回のパートナーシップ締結にあたり、SpatialのCEOであるAnand Agarawalaは、「Spatialの会議システムは、Fortune1000に居並ぶ多くの企業ですでに採用されているか、積極的に試用・検討されており、ハードウェアの進化によってその層はますます厚くなっています。5GネットワークやNrealLightのようなコンシューマ市場向けヘッドセットの普及でさらに勢いづくでしょう。このハードウェア、チップセット、通信キャリアの組み合わせは、2000年代初期にスマートフォン、高速モバイルデータ、アプリストアでモバイル革命を起こしたものとちょうど同じ構図であり、これからAR (Augmented Reality: 拡張現実) 技術は一大成長期を迎えると考えています。」と述べています。
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Telecom Infra Projectのさらなる発展に向け協力
~オープンコミュニティで次世代の通信インフラの技術開発を推進~
- Telecom Infra Project
- KDDI株式会社
2020年2月26日
KDDI (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) は、テレコム分野のイノベーションを加速するためTelecom Infra Project (以下 TIP) において、次世代の通信インフラの技術開発の推進に協力していきます。
TIPは、通信ネットワーク構築に係るコスト削減を実現するためのオープンな技術およびデザインを開発し、通信インフラの高度化を後押しすることを目的として、Facebook (本社: メンローパーク、カリフォルニア州、CEO: Mark Elliot Zuckerberg (マーク エリオット ザッカーバーグ)) などが中心となり2016年2月に活動を開始しました。TIPではアクセス、トランスポート、コアサービスをはじめとしたネットワーク全般に関して各プロジェクトグループで取り組んでいます。プロジェクトグループでは、企画や、設計、試験、配備仕様オープン化や、ホワイトボックス化 (注1) などを推進しています。現在、通信事業者や通信機器ベンダー、スタートアップを含む数百の企業や団体が参画しています。
今回、KDDIとTIPは、テレコム分野におけるイノベーションをさらに加速させ、新しい技術に対応したネットワークの構築を目指すため、以下2点について取り組みを開始します。
<Telecom Infra Project概要>
(1) KDDIによる日本初となるTIP Community Lab設立
KDDIは、Telecom Infra Project (以下 TIP) におけるテレコム分野のイノベーションを加速するための開発・検証施設であるTIP Community Labを2020年春に東京都内に設立します。
TIP Community Labは、通信ネットワークを構成する各機能 (アクセス、トランスポート、コア) に用いるハードウェア、ソフトウェアの構成や仕様について、TIPに参画する企業がオープンに議論し、技術開発を低コストかつ効率的に進めるための開発・検証施設です。
現在、世界7カ国12カ所に開設されており、KDDIが設立するTIP Community Labは日本で初めての拠点となります。
また、KDDIはTIP Community Labの開設にあわせてKDDI総合研究所と協力して汎用技術を使って基地局を集約するトランスポート設備の検証に着手します。
KDDIにおけるTIP Community Labの日本設立にあたり、TIP ボードメンバーのAaron Bernstein (アーロン ベレンステイン) は、次のように述べています。
「KDDIがTIPに参画し一緒に活動ができることと、世界で13番目となるTIP Community Labを日本に設立できることを喜ばしく思います。TIP Community Labは、メンバーが集まり新しい技術を創出したりシェアしたりすることで、お互い高め合い、ネットワークの開発や展開に新しい形を提供するTIPの活動の基本理念を体現する組織です。」
(2) TIPプロジェクト内にバックボーンに関する新プロジェクトグループの創設
TIPのOpen Optical Packet Transport(以下 OOPT)プロジェクト内に、新たにバックボーンネットワークに関するサブグループ「Disaggregated Open Routers (以下 DOR)」を2020年春に創設します。
本プロジェクトグループは、KDDIが主導し、バックボーンネットワークに用いられるルーターなどの装置に関してホワイトボックス化に向けた技術開発を推進します (注2)。
<OOPT内におけるサブグループ>
今回の新サブグループの創設にあたり、OOPTのサブグループの1つであるDisaggregated Cell Site Gateways (DCSG) の共同代表のLuis Martin Garcia(ルイス マーティン ガルシア) は、次のように述べています。
「KDDIとのコラボレーションによりDORの技術仕様やユースケースに関する議論できることを楽しみにしています。また、日本でのDORの展開が推進されることを期待しています。」
KDDIは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、社会とともに持続的な成長と発展する未来に向けて、今後もテレコム分野における先端技術開発を推進し、社会のさらなる高度化に貢献していきます。
<参考>
TIPとは、Facebook 、Nokia、 Intel、 Deutsche Telekom、 EEなどが中心となり、テレコム分野のイノベーションを加速することを目指し、2016年に発足した非営利組織。TIPメンバーは、新しい技術を開発してテレコムネットワークのインフラを革新的なアプローチで構築するために参加した、オペレーター・サプライヤー・ディベロッパー・インテグレーター・スタートアップなどで構成されています。
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