2018年7月4日水曜日
SORACOM with KDDI 第3弾! IoT向け回線サービス「SORACOM Air for セルラー」がセルラーLPWA (LTE-M) に対応
- KDDI株式会社
- 沖縄セルラー電話株式会社
- 株式会社ソラコム
2018年7月4日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) と、沖縄セルラー電話株式会社 (本社: 沖縄県那覇市、代表取締役社長: 湯淺 英雄)、株式会社ソラコム (本社: 東京都世田谷区、代表取締役社長: 玉川 憲、以下 ソラコム) は、2018年9月より、KDDIのモバイル通信ネットワークとソラコムのIoT通信プラットフォーム「SORACOM」を融合した、IoT向け回線サービス「SORACOM Air for セルラー」において、3GPP (注1) 標準規格のLTE-M (Cat.M1) に対応した「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」の提供を開始します。
LTE-M (Cat.M1) は、4G LTEネットワークエリアで展開される省電力かつ広域なエリアカバレッジを特長とする3GPPリリース13に基づくLTE標準規格です。低消費電力技術eDRX (extended Discontinuous Reception) とPSM (Power Saving Mode)、広域なエリアカバレッジを可能とするカバレッジ拡張技術 (Coverage Enhancement) が特長です。これにより、既存のLTEに比べて、消費電力が低く電池での駆動が可能になることで、ガス、水道などのスマートメーター、物流やウェアラブルなど、多種多様な分野でIoTを活用できるようになることが見込まれます。また、KDDIの4G LTEネットワークの利用により、安定した通信が期待でき、ゲートウェイ (親機) を設置することなく幅広いエリアにおいて運用が可能になります。
「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」は、LTE-M のサービスエリアにおいて1回線からすぐに LTE-M の通信をご利用いただけるほか、IoT通信プラットフォーム「SORACOM」に接続することで、ソラコム社が提供する、回線管理、デバイス管理、クラウド連携、閉域網接続などのセキュリティ強化や遠隔操作など、IoTシステム構築・運用で必要となるさまざまな機能をご利用いただけます (注2)。
3社は、今後もKDDIのIoTビジネス基盤とソラコムの通信プラットフォームの連携により、国内はもとよりグローバルにも通じるIoTプラットフォームの構築を強力に推進していきます。さらに、これまで培ったIoT/M2Mにおける知見や顧客基盤を活用し、新たなIoTビジネスを創出していきます。
KDDIグループは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、法人のお客さまのビジネスに貢献し、新しい体験価値を創造していきます。
詳細は、別紙をご参照ください。
<別紙>
1. 特長
- LTE-Mに対応した「SORACOM Air for セルラー plan-KM1」専用のSIMを提供。
- 基本料金は1カ月単位、またデータ通信料も1KB単位とするなど、LPWA (Low Power Wide Area) に特化したシンプルかつ安価な料金体系。
- ウェブ上でSIMの申し込み、発行、管理が可能なほか、KDDIの4G LTEネットワークを活用した「SORACOM Air for セルラー plan-K」と統合的に運用を行うことが可能。
- ソラコムが提供する、回線管理、デバイス管理、クラウド連携、閉域網接続などのセキュリティ強化や遠隔操作などのIoT通信プラットフォーム「SORACOM」サービスとの連携が可能。
2. 提供料金
事務手数料 | 1,500円/SIM (SIM送料込) |
---|---|
基本料 | 100円/月 利用開始待ち: 無料 (注3) |
SMS | 非対応 |
音声 | 非対応 |
データ通信料 | 0.5円/KB |
3. 提供開始日
2018年9月 (予定)
4. お問い合わせ
KDDI 法人営業担当者または法人お客さまセンターまでお問い合わせください。
<法人お客さまセンター>
0077-7007 (無料)
0120-921-919 (無料)
受付時間: 9:00~18:00 (土・日・祝日・年末年始を除く)
(参考)
SORACOM with KDDI 第1弾
「SORACOM IoT Fund Program」への参画を通じた事業共創の取組みについて
SORACOM with KDDI 第2弾
IoT向け回線サービス「SORACOM Air for セルラー」提供開始
KDDI ニュースリリースで全文を見る
SORACOM with KDDI 第4弾! グローバルIoTを推進するKDDI「IoT世界基盤」にソラコムが参画
2018年7月4日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 髙橋 誠、以下 KDDI) と、株式会社ソラコム (本社: 東京都世田谷区、代表取締役社長: 玉川 憲、以下 ソラコム) は、クルマや産業機械などIoTの海外通信接続からサービス展開、データ分析まで提供する「IoT 世界基盤」(以下、本基盤) に、ソラコムが参画したことを発表します。
<KDDI「IoT世界基盤」イメージ図>
2018年6月にKDDIが発表した本基盤は、グローバルでのIoT通信の利用にあたり、本来個別に交渉が必要となる各国のキャリアとの契約や請求を一本化できるほか、機器に内蔵されたSIMの設定情報を遠隔操作により書き換えてKDDIが選定した現地キャリアとの直接接続が可能になり、2019年度の商用化を予定しています。
グローバルで事業展開する企業は、本基盤を利用することで、通信キャリアごとに異なるIoT管理環境を意識することなく統合的に管理できます。
ソラコムが本基盤へ参画することにより、本基盤は、KDDIが選定した現地キャリアへの直接接続のみならず、ソラコムが提供する、1枚のSIMで100以上の国や地域で利用可能なグローバル向けIoT通信サービス「SORACOM Air for セルラー」と連携可能になります。
「SORACOM Air for セルラー」は、1回線からでも利用可能で小規模でも簡単に始められるほか、ブラウザやAPIを通して、お客さま自身でIoTの通信管理が可能になります。また、IoTシステムの構築・運用に必要となるデバイス管理やクラウド連携、セキュリティ強化などの機能を追加できます。
今後、本基盤と「SORACOM Air for セルラー」の連携が可能になることで、IoTビジネスを展開するお客さまに、より使いやすいグローバル通信プラットフォームを提供していきます。
KDDIグループは、「通信とライフデザインの融合」を推進し、"ワクワクを提案し続ける会社"として、法人のお客さまのビジネスに貢献し、新しい体験価値を創造していきます。
(参考)
グローバル企業の新規価値創出や効率化を加速するKDDI「IoT世界基盤」を推進
KDDI ニュースリリースで全文を見る