2018年2月24日土曜日

[ITmedia Mobile] 端末を交換できなくなったFREETELの「とりかえ〜る」 救済措置はあるのか

 FREETELが運営元をMAYA SYSTEMに変え、新端末の「REI 2 Dual」も発売された。低価格ながら着せ替えが可能で、バッテリー交換にも対応する「Priori 5」も23日に店頭に並んだ。

 10年以内の世界1位を目標に掲げながら、事実上の経営破綻で終わってしまったプラスワン・マーケティング(以下、POM)だが、MVNO事業は楽天に、端末事業はMAYA SYSTEMに承継されたことで、ユーザー側の被害は最小限に抑えられた格好だ。既にFREETEL SIMは楽天モバイルにブランド統合されており、MAYA SYSTEMもサポートを再開済み。MAYA SYSTEMは自社グループを活用して、3月にはサポート体制をさらに充実させることも表明している。

FREETEL MAYA SYSTEMの下で始動した、新生FREETEL
FREETEL MVNO事業は楽天モバイルが承継。現時点では、ブランド名も楽天モバイルに統一されている

 楽天とMAYA SYSTEM、それぞれに救済される格好で一件落着を迎えたかのように見えるPOMの経営破綻だが、実はまだ解決していない問題も残されている。POM時代のFREETELが鳴り物入りで導入していた、「とりかえ〜る」の対象者が中ぶらりんの状態になったままなのだ。楽天とMAYA SYSTEMの双方が、POMからとりかえ〜るを受け継いでおらず、事態が複雑になっている。

1年に1回端末を交換できた、ガジェット愛好者向けのサービス

 とりかえ〜るは、POM時代のFREETELが導入した、端末買い替えプログラムの一種だ。もともとのサービスは「かえホーダイ」と呼ばれるもので、2016年10月に発表された。かえホーダイは割賦で購入した端末を返却することを条件に、残債を無料にするというもの。6カ月経過後から利用できたため、「半年で新機種に機種変可能」とうたわれていた。

 当時、POMの代表取締役を務めていた増田薫氏は、「2年契約が当たり前になっているのは、不思議でしょうがない。iPhoneも(SEなどを含めれば)半年に1回出てくる」と語っていた。スマートフォンを好きなユーザーが常に最新機種を使っていられるよう、考えられたプランだったようだ。

FREETEL 6カ月で機種変更できることをうたった、かえホーダイを2016年10月に発表した旧FREETEL

 そのかえホーダイは、2カ月を待たずに刷新されることになる。スマートフォンの本体代金と通信料、無料通話がセットになった「スマートコミコミ」に統合されたのだ。ここに、かえホーダイから仕組みが変わり、画面割れなどの場合でも交換ができる、とりかえ〜るが含まれていた。さらに、POMは、2017年から対象端末にHuaweiやASUSを加え、ラインアップを拡充することも発表している。

FREETEL スマートコミコミと同時に、かえホーダイはとりかえ〜るにリニューアルされた
FREETEL 2017年からHuaweiやASUSの端末もとりかえ〜る対象にすると発表

 一方でスマートコミコミは、端末代が単体で購入するよりも割高に設定されており、それに対して3年の割賦を組むスキームが採用されていた。例えば、同じタイミングで発表されたハイエンドモデルの「KIWAMI 2」は、単体だと4万9800円(価格は当時)だったが、スマートコミコミを使うと、総額で9万円になる。これを36分割して、通常の通信料金に割引を付けるというのが、スマートコミコミの仕組みだった。

 さらにこのスマートコミコミは、2017年3月にはスマートコミコミプラスへと改称され、とりかえ〜るの交換可能期間が6カ月から1年へと変更になった。いわば、新とりかえ〜るといった仕組みで、この直後にHuaweiやASUS、富士通、VAIOの端末が追加された。新とりかえ〜る対象の端末はその後も拡充。Huaweiの「P10」や「P10 lite」の取り扱いも始めている。

FREETEL 2017年3月には、スマートコミコミをスマートコミコミプラスにリニューアル。画像は当時のプレスリリースで、とりかえ〜るの仕組みも、残債免除までの期間が6カ月から1年に変更になった

 まさに朝令暮改で次々と仕組みが変わっていったとりかえ〜るだが、通常よりも高額な端末を割賦で買い、その下取りを条件に残債を免除するという骨子はそのまま受け継がれている。端末代が高すぎるため、事実上の強力な縛りになっているという批判もあったが、FREETELを使い続ける限り、お得に機種変更できるというメリットも確かに存在していた。ただし、それはとりかえ〜る対象の新機種が発売し続ければの話だ。

FREETEL POMの経営破綻に伴い、とりかえ〜るの新規受付は終了している

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia Mobile に「いいね!」しよう



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

[ITmedia Mobile] ワンプッシュオープンボタンを初搭載 世界最薄「mova P504i」(懐かしのケータイ)

 思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモの松下通信工業(現・パナソニック モバイルコミュニケーションズ)製ケータイ「mova P504i」です。

「mova P504i」(開いた正面) 「mova P504i」

 P504iは当時の折りたたみケータイとしては世界最薄となる厚さ16.8mmの超薄型ボディーが特徴でした。重量は、mova 504iシリーズでは唯一100gを切る約99gで、シリーズ最軽量機種でもありました。

 Pのケータイの代名詞にもなった「ワンプッシュオープンボタン」は、P504iが初搭載。この機種を皮切りに、しばらくはパナソニック製ケータイ限定で搭載されました。

ワンプッシュオープンボタン Pケータイの代名詞にもなった「ワンプッシュオープンボタン」

 また、P504iはPのドコモ向け機種としては初めてTFT液晶を採用。表示色数も先代の「mova P503iS」(STN液晶)の256色から6万5536色に向上しています。

 ドコモでは、504iシリーズから全国エリアで使える「800MHz帯」と、東名阪(関東甲信越・東海・関西)エリア限定でサービスしていた「1.5GHz帯」(シティフォン/シティオ)の両方に対応するようになりました。単に薄型化したわけではなく、新たな機構を組み込んだり、より高機能に進化していることに驚かされる端末でした。

(機材協力:携帯市場)

「mova P504i」の主な仕様

  • 発売日:2002年6月5日
  • キャリア:NTTドコモ
  • メーカー:松下通信工業
  • サイズ:約50(幅)×100(高さ)×16.8(奥行き)mm
  • 重量:約99g
  • メインディスプレイ:2.1型(132×176ピクセル)TFT液晶 6万5536色
  • サブディスプレイ:モノクロSTN液晶
  • ボディーカラー:グレイスシルバー、オニキスブラック、シルキーピンク

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia Mobile に「いいね!」しよう



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

パイオニア、ワントーンデザインのワイヤレスイヤホン--アルミニウム筐体を採用

 オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは2月23日、パイオニアブランドのBluetoothイヤホン「C7wireless(シーセブンワイヤレス)SE-C7BT」を発表した。アルミニウム製の筐体により、振動を抑え、クリアな高音質を再生する。発売は3月上旬。想定税別価格は6500円前後になる。

「C7wireless SE-C7BT」。左からオールブラック、シャンパンゴールド、アルパインホワイト、カーマインレッド

 8mmのダイナミックドライバを搭載した密閉型で、強磁力希土類マグネットを使用することで、迫力のある再生音を実現。ネックバンドはシリコン製のため、コンパクトにまとめられる。

 専用アプリ「Notification App」に対応し、メール、SMS、メッセンジャーサービスなどの情報の通知を読み上げることも可能。ワイヤレス再生などを楽しみながら、スマートフォンの画面を見ることなく外部からの情報を音声で確認できる。

 オーディオコーデックはSBCとAACに対応。約1.5時間の充電で、約7時間の再生に対応する。イヤホンチップはXS、S、M、Lの4サイズが付属する。ワントーンデザインで、オールブラック、シャンパンゴールド、アルパインホワイト、カーマインレッドの4色を用意する。



CNET Japanで全文を見る

PR: 旅行予約サイト選びのチェックポイント-政府広報

HomePodの発売、バグ撲滅に本腰を入れるアップル--Appleニュース一気読み


 2月13日〜2月19日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。

 Appleが2月9日に発売した新製品「HomePod」のレビューが掲載されている。HomePodは349ドルで発売されたホームスピーカで、Siriに命じることでApple Musicをスタンドアロンで再生できる。

 内部には7つのツィータと1つの巨大なウーハが備わり、A8プロセッサとモーションセンサ、6つのマイクを用いてその部屋に最適な設定を自動的に行う仕組みを備えている。設定画面も簡素で、とにかく電源プラグを差し込んでiPhoneで数タップすればすぐに使えるようになる。

 音質について非常に高い満足度が伝わる一方で、搭載している音声アシスタントSiriについては低い評価だ。スマートホーム連携の完璧さと裏腹に、音声アシスタントとしての汎用性についてAmazon Echo、Google Homeといった競合製品との間にまだ差がある。

 ただ、AppleはiPhoneユーザーかつApple Musicを前提とした製品で、A8の処理能力もオーディオ処理に傾けられていることから、スマートスピーカを競合製品とすることをあえて避けて、特徴を引き出そうとしている。Appleからすれば、iPhoneのSiriがあるため、HomePodに主たるアシスタント役を与える必要がないからだ。

「HomePod」発売で、「Siri」vs「Alexa」vs「Googleアシスタント」の勝者は?(2/13) 「HomePod」は“戦車のような造り”で修理はほぼ無理--iFixitの分解レポート(2/14) 【HomePodレビュー】--アップルらしい高音質、Siriとの連携を実現した逸品(2/15) 「HomePod」、木製の天板に跡が残るとの報告--アップルも認める(2/15)

Apple、バグ撲滅に本腰

 Appleはハードウェアとソフトウェアをともに自社で開発する数少ない企業となった。実現したいことを念頭に置いたソフトウェア開発と、それに最適化したハードウェアをプロセッサから開発できるメリットは、コストと価格のコントロール、パフォーマンス、製品投入スピード、信頼性などの面で成果をあげてきた。

 例えば、iOSに最適化されたA11 BionicなどのAシリーズプロセッサは、プロセッサそのものの独立採算ではなく、スマートフォンの中で最も高い価格に位置するiPhone全体の価格で利益率を考えれば良いことから、結果的に他社製プロセッサよりもコストがかけられる。またプロセッサの小型化にさほど気を使わなくても良く、他社製プロセッサを搭載する製品が、iPhoneに勝てない要因を創り出してきた。

 そうしたメリットを享受するAppleだが、2017年末からソフトウェアの品質について、問題が多発してきた。12月の通知バグ、バッテリ劣化による再起動を防ぐパフォーマンス制限をユーザーに黙って行ってきた問題、これはAppleに限らず影響を受けたがプロセッサ高速化の仕組みを悪用した脆弱性などだ。

 Appleのソフトウェア開発を指揮するシニア・バイスプレジデント、クレイグ・フェデリギ氏が2018年にリリースするiOSについて、品質向上に努めるとのメールが出されたことが報道された。さらに、ソフトウェアの品質に更なる作業が必要であると判断されれば、機能リリースを延期できるよう、社内の方針を変更したとされる。

アップル、バグ低減に向けソフトウェア開発方針を変更か(2/13) 「iOS」に新たなバグ--特定の文字でアプリがクラッシュ(2/16)

ヘルスケアは2018年のテーマか?

 AppleはiOS 11.3でヘルスケアに関連する機能を拡充する。しかし、これまでの医療分野に正面から取り組んでいくアプローチではないようだ。

 iOS 11.3には、iPhoneユーザーが自分の医療データを医療機関から取り寄せ、統合することができる仕組みを「ヘルスケア」アプリで実現する。これによって、これまで複数のウェブやアプリに分かれていた自分の情報を一元管理できるようになる。

 これは、Appleが既に用意している、iPhoneによる検査データのやりとりや日常的なセルフチェックを経過観察に生かす取り組みの第一歩になると考えられる。

 Tim Cook CEOは医療分野への取り組みについて、皮肉をにじませて語っている。「連邦政府を説得して補償金をもらえるかどうかを心配するのではなく、どうすればユーザーの健康状態を改善できるのか」。

 医療分野への取り組みの鍵となるのは、常に手首に装着しているApple Watchが主体となるだろう。現状、心拍センサーとモーションセンサーの組み合わせでできることを模索するに留まっているが、Bluetoothを介して他のデバイスと連携することで、より多くのことができるようになると考えているはずだ。

アップルのクックCEO、株主総会でモバイル決済やヘルスケアに言及(2/14) 「Apple Watch」などウエアラブル機器で糖尿病の兆候の検知が可能--米研究で明らかに(2/8) iOS 11.3に見るヘルスケアの変化--健康情報を取り込むスマホ(2/15)


CNET Japanで全文を見る

バッテリーはどこへ? 普通のロードバイクにしか見えない電動自転車「Gain」

[ITmedia ビジネスオンライン] キングコング西野が就活生に語った「お金」の話

 キングコングの西野亮廣さんはいつも炎上している。「西野 炎上」でGoogle検索をするとヒット数は290万超。文春の2017年「嫌いな芸人ランキング」でも有吉弘行さんと並んで11位に入った。何か行動を起こすたびに、賛否両論が巻き起こる。

 しかし、炎上をものともせずというべきか、炎上効果もあってというべきか、ビジネスの勢いは止まらない。絵本「えんとつ町のプペル」は「全文無料公開」の後も売り上げを伸ばし30万部を突破、17年に発売したビジネス書「革命のファンファーレ 〜現代のお金と広告〜」は15万部を超えた。「はれのひ」問題で着物が着られなかった新成人に成人式をプレゼントする試みも注目を浴びた。

 西野さんはどうやってモノを売っていったのか。お金を得るために必要なものはなんなのか。パーソルキャリア運営のキャリア教育プログラム「CAMP」が開催した就活生向けイベントで語った。

パーソルキャリアの「CAMP」開催の就活生向けイベントで西野さんが語った「お金」の話

「お金」と「広告」の挑戦

 「人の挑戦を止めるものは2つ。1つはお金で、もう1つは広告です。お金を捻出できなくなった瞬間と、ファンの獲得やブランディングの構築ができなくなった瞬間に、人は挑戦を諦めてしまう。学校では教えてくれませんから、学生は『お金』と『広告』を知らずにここまで来ています」

 バラエティ番組「はねるのトびら」でブレークした西野さん。しかし「スターになれない」「先輩を追い抜けない」という“つまづき”を感じていたのだという。そこで西野さんは「テレビに出ない」ことを選び、絵本を書き始めた。

 「テレビでは人気者になったし、ちやほやもされました。でも結局ビートたけしさんやダウンタウンさんなどの背中しか見えなかった。先輩方が敷いたレールを走っているだけでは追い付かない。ごぼう抜きするためには違うレールを走ろうと、絵本を作り始めました」

 09年に「Dr.インクの星空キネマ」で絵本作家としてデビュー、10年には2冊目の絵本「Zip&Candy ―ロボットたちのクリスマス―」を発売。1万部売れれば大ヒットと言われる絵本業界でおよそ3万部を売り上げたが、数十万部のメガヒットを目指していた西野さんの目には物足りなく映ったという。

 「良いものを作っても売れなかったし、世間からは『キンコン西野、最近見ないよね。オワコンじゃない?』と言われていました。作品はお客さんの手に届かないとカウントされない。僕はそれまで、『お金の話はヨゴレじゃないか』と思い、売ることを出版社や所属事務所に任せていました。でも作品を子どもとするなら、届けることは育児放棄ですよね。責任を持って作品を育てると決めました」

 どうやったらモノを売ることができるのか。西野さんは自身の体験を振り返り「作品は買わないが、思い出にはお金を払う」という法則に気付く。演劇パンフレットや旅行先の工芸品は、モノとしてではなく、体験のお土産として購入している――つまり、モノではなくコトを求めているというわけだ。

 では、絵本をお土産にするとはどういうことだろう。4作目の絵本「えんとつ町のプペル」で“実験”をした。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

[ITmedia News] Googleアシスタントがマルチリンガルに

 米Googleは2月23日(現地時間)、AIアシスタント「Googleアシスタント」の今後の取り組みについて説明した。サポート言語を増やし、“マルチリンガル”にする他、幾つかの新機能を提供していく。

サポート言語を年内に30カ国語以上に

 サポート言語は現在、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語の8カ国語だが、年末までに30カ国語以上に増やす。まず向う数カ月中に、AndroidおよびiOS端末上のGoogleアシスタントで、デンマーク語、オランダ語、ヒンディー語、インドネシア語、ノルウェー語、スウェーデン語、タイ語をサポートする。対応端末と言語は段階的に増やしていく。

 assistant 1 現在のサポート言語

マルチリンガル化(まずは英、仏、独)

 マルチリンガル化は、まずは英語、フランス語、ドイツ語で始め、段階的にサポート言語を増やしていく。現在は設定言語を日本語にしておくと、英語で話しかけても日本語として聞き取るか、その単語の意味を翻訳するかだが、日本語で話しかければ日本語で、英語で話しかければ英語で対応するようになる見込みだ。

 assistant 2 英語として聞き取るとその翻訳を示す現在のGoogleアシスタント

ソニーモバイルやLGの端末でのGoogleアシスタント統合強化

 OEMメーカー製Android端末で、端末独自のコマンドに対応するようになる。例えば独自のカメラ機能として「ワイドアングル」があれば、「ねえGoogle、ワイドアングルで写真を撮って」と命令できる。また、AIプロセッサ搭載端末ではAIと統合でき、画面がオフになったまま「Hey Google」などで起動できるようになる。まずは、ソニーモバイル、LG Electronics、Xiaomiが対応する。

 また、通信キャリアとも協力しており、ユーザーはGoogleアシスタント経由でキャリアのカスタマーサポートを受けられるようになる。まずはSprintやVodafoneなどが対応した(日本のキャリアはまだ)。

 OEMによるGoogleアシスタント対応については、2月26日からバルセロナで開催の「Mobile World Congress 2018」で発表がある見込みだ。

定型アクションと位置情報ベースのリマインダー

 米Amazon.comのAlexaで使える「定型アクション」と同様に、1つの実行条件で複数のアクションを実行させられるようになる。まずは向う数週間中に英語で可能になる。6つまでの定型アクションを設定できる。例えば、「ねえGoogle、ただいま」と言ったら照明をつけ、音楽を再生し、家でのリマインダーを言うというように。

 位置情報ベースのリマインダーは、英語ではスマートフォンで既に使えるが、向う数週間で、「Google Home」などのスマートスピーカーで設定した位置情報ベースのリマインダーを、スマートフォンで通知できるようになる。例えば、自宅のGoogle Homeに「ねえGoogle、職場についたら○○さんにメールするとリマインドして」と頼んでおくと、同じGoogleアカウントのスマートフォンを持って職場についた時にスマートフォンにリマインダーが表示される。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

AD: 特別養子縁組をご存知ですか?-政府広報

インスタやTwitterの「#裏垢」が危険な理由

 Instagramが流行したおかげで、若者の間に「自撮り」が広く浸透している。特に10代の女子の間では、自撮りはごく当たり前のこととして日常的に行われている。日々の記録として、SNSに投稿するネタの一つとして、「自撮りをしない日はない」と言っていた高校生もいる。

 SNSでは、顔を出した写真は一般的に人気が高い傾向にある。中でも若い女性の顔写真は人気が高く、多くの反応を集められる。惜しみない「いいね」がもらえ、「可愛い」「きれい」と賞賛されるため、外見に自信がありもっと認められたいと思う10代女子の多くが自撮り写真を投稿する。

 「#自撮り」「#自撮り女子」などのハッシュタグをつけた自撮り写真を見たことがある人は多いだろう。実は、関連ハッシュタグを見ていくうちに、危険なハッシュタグが表示されることをご存知だろうか。今回はハッシュタグに潜む危険についてご紹介したい。

同じハッシュタグがTwitterに移ると…

Instagramの「#自撮り女子」

 Instagramでハッシュタグ「#自撮り女子」を検索すると、Instagramっぽい、いわゆるキラキラ女子の自撮り写真が多数表示される。ところが、このハッシュタグはInstagramだけで使われているわけではない。

 現在、10代がコミュニケーションに使っている主なSNSは、LINE、Twitter、Instagramだ。どのSNSでもハッシュタグ検索ができ、LINEは「#自撮り」「#自撮り女子」ともにInstagram的な自撮り写真が並ぶ。

 問題なのはTwitterだ。他のSNSとは異なり、認められたい10代女子の自撮り写真だけでなく、露出が多い写真が並ぶ。「#自撮り晒すとフォロワー増えるって聞いたんですが」「#らぶりつください」などの、のんきなハッシュタグを付けている10代女子の自撮り写真と、出会い系目的の露出の多い写真が並んでいる様は異様だ。

 スマホだと「関連した検索」欄で他のユーザーが検索しているキーワードが表示されるが、筆者が検索したときには「#裏垢女子」「#裏垢男子と繋がりたい」などが表示された。

 「#出会い系」「#出会い厨」「#裏垢」「#裏垢女子」「#裏垢男子」「#裏垢男子と繋がりたい」「#病み垢」「#病み垢さんと繋がりたい」「#リスカ」「#OD(オーバードーズ)」などのハッシュタグを付けた、出会い系とメンヘラ系の投稿ばかりになってしまうのだ。

「裏垢」を探して出会い系に迷い込む

Twitterで「#自撮り女子」を検索したところ

 Twitterでは10代の子たちは、クラスの友達などに公開する「本垢(垢=アカウント)」、趣味の情報を収集する「趣味垢」、親しい人たちに向けて本音を言う「裏垢」、ネガティブな愚痴などを言う「闇垢」などを使い分けている子が多い。

 「クラスの子の裏垢探してたら(出会い系アカウントばかり表示されて)びっくりした」とある女子高生が言っていた。「裏垢」は彼女たちに馴染みの言葉なので、「MARI@裏垢」など、ニックネームに裏垢とつけてアカウントを区別している子もいる。裏垢を探して素の姿を見たいと思った子が、検索して出会い系に迷い込む事態が起きてしまうのだ。

 特に「#裏垢」「#裏垢女子」「#裏垢男子」「#裏アカ男子とつながりたい」などのハッシュタグは、出会い系ハッシュタグとして一部で知られているようだ。

 自撮りをInstagramで公開している子が同じハッシュタグでTwitterに投稿し、出会い目的のユーザーにからまれたという例もあると聞く。



CNET Japanで全文を見る

[ブックレビュー]“ググる”時代だからこそ身につけたい--「調べるチカラ」


 調べたいことがあったら、インターネットで簡単に調べられる良い時代。とは言え、本当に必要なことや重要なことは、実はそれほど簡単には調べがつかない。検索結果に表示されたほんのいくつかのページを見ても、それが信頼できる情報なのかを見分けるには、それなりの技術と知識が必要だ。調べることが容易だと思われている今こそ「調べるチカラ」が大切なのだ。

 趣味で「ちょっと知りたい」というだけなら、さっとググって、目に付いたページをざっと見るだけで終わらせても全然かまわないだろう。だが、仕事で何かを深く調査しなくてはならない場合は、そうはいかない。目に付いたページは誰が作っているのか、誰の責任で書かれたものか、確実な情報源として信用できるのかを判別するとともに、複数の情報にあたって裏付けを取らなければならない。また、その情報の鮮度も重要だ。ほんの数時間前の情報でも、状況が変われば、その情報は役に立たないかもしれない。

 調べることに慣れていないと、どこを調べれば、その真贋をはっきりさせられるのかが分からない。本書は、基本的な「調べ方」について非常に丁寧に教えてくれるので、調べることについて初心者だと思う人なら誰にでも役に立つ。



CNET Japanで全文を見る

PR: スマホ利用者の約7割が経験しているリスク-政府広報

水素自転車「Alpha」、価格は約99万円

水素自転車「Alpha」がフランスの地方自治体に対し約60台販売された。価格は1台7,500ユーロ(約99万円)。



japan.internet.comで全文を見る

日産とDeNA、無人運転サービス「Easy Ride」を本格始動--両社トップが期待よせる

日産自動車とディー・エヌ・エー(DeNA)が新交通サービス「Easy Ride」の合同記者発表会を開催

 日産自動車とディー・エヌ・エー(DeNA)が2017年1月から開発を進めてきた、無人運転車両を活用した新たな交通サービス「Easy Ride(イージーライド)」の実証実験が、3月5〜18日までの2週間、神奈川県横浜市のみなとみらい地区周辺で実施される。公式サイトから応募した一般モニター約300組が参加する。これに先駆けて、2月23日に合同記者発表会が開かれた。

 Easy Rideは、好きな場所に自由に移動できる交通サービス。専用のモバイルアプリは、目的地の設定から配車、支払いまで対応しており、目的や気分に合わせて地元の店舗やおすすめの観光スポットに行ける。また、子どもの送り迎えや高齢者の移動、訪日外国人旅行者の観光など、既存の交通サービスを補完するものとして開発が進められている。今回の実証実験では、自動運転技術を搭載した実験車両に一般モニターを乗せ、日産グローバル本社から商業施設の横浜ワールドポーターズまでの合計4.5Kmのコースを往復運行する。

「Easy Ride」の車両

実証実験の走行ルート

 目的地は専用のモバイルアプリで設定するが、行きたい場所を直接指定する以外に、「ハンバーガーが食べたい」などやりたいことをテキストまたは音声で入力し、おすすめの候補地を表示させてその中から選択することも可能。乗車中には走行ルート周辺のおすすめスポットや最新のイベント情報など約500件の情報や、店舗などで使えるお得なクーポンが40件ほど車載タブレット端末に表示される。また、走行中の車両の位置や状態をリアルタイムで把握できる遠隔管制センターを設置。実証実験では、両社の先進技術を融合させたシステムによる遠隔管制のテストも行うという。

 乗車後に実施する一般モニター向けアンケートでは、乗降時や乗車中の体験についての評価や、周辺店舗と連動したサービスの利用状況、実用化した場合の想定利用価格などについて情報を収集する。実証実験終了後は、無人運転環境でのサービスの検討や運行ルートの拡充、有人車両との混合交通下での最適な車両配備ロジックや乗降フローの確立、訪日外国人旅行者向けの多言語化対応などを進め、限定された環境でのサービスを経て、2020年代早期の本格的なサービス提供を目指すとしている。

本サービスに向けたロードマップ

両社のトップが語る「Easy Ride」への期待

 発表会の冒頭で挨拶した、日産自動車代表取締役社長 兼 最高経営責任者の西川廣人氏は、「本日は新車や新技術の発表ではなく、技術革新の先にある新しいモビリティサービス、新事業領域にむけた大きなステップになるもの。弊社の中期計画では、大きな柱として車の電動化、知能化を掲げている。これらの技術革新は、我々が魅力ある車をお届けする本業に加えて、より多くの皆様に新しいモビリティサービスをご提供する事業進化につながるもの」と語る。

日産自動車代表取締役社長 兼 最高経営責任者の西川廣人氏

 また、DeNAとの共同開発については、「われわれが自らの力で進めることに加えて、新たな事業領域ではそれぞれの分野で専門性をもったパートナーと効率的、効果的に協力して仕事を進めることが、将来競争力を確保していく上で大きなポイントになると繰り返し申し上げてきた。その意味でも、パートナーのDeNAと共同発表まできたことは、次のステップに向けた大きなポイントだ」と語った。

 続いて、DeNA代表取締役社長 兼 CEOの守安功氏は、「日本社会における交通システムはさまざまな課題を抱えている。特に高齢化にともない移動が困難で、病院に行くことも難しい“交通弱者”が増え続けている。一方で、運輸業界を支える方々の人手不足も深刻だ。今後はこのような問題が都市部でも顕在化してくるだろう。われわれはこのような交通課題に正面から向き合い、これまで培ってきたインターネットやAIによって解決していきたい」と語る。

DeNA代表取締役社長 兼 CEOの守安功氏

 DeNAは2015年6月に自動運転の無人タクシー「ロボットタクシー」を発表したのを皮切りに、自動運転バスを利用した交通システム「Robot Shuttle(ロボットシャトル)」や、自動運転で荷物を届ける物流サービス開発プロジェクト「ロボネコヤマト」などを次々と発表してきた。

DeNAがこれまで提供してきた交通サービス

 これまで培った同社の交通事業のノウハウと、日産の自動運転やコネクテッドカーなどの先進技術を融合させることで、新たな交通システムを作れると説明。「協業を始めてから1年ほどだが、中長期的に必ずよりよいサービスを提供できるパートナーシップになると確信している。Easy Rideはこれまでにない新たなサービスとして、世の中にインパクトを与えると思っている」と展望を語った。



CNET Japanで全文を見る

【本日のセール情報】Amazonでまとめ買いセール実施中! マスクや鼻うがい液など花粉対策グッズが登場


こちらは、メディアジーン コマースチームからの記事です。

Amazon(アマゾン)で、期間限定のセールが多数開催しています。本日はその中から、マスクや鼻うがい液など花粉対策グッズをご紹介します。

なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更や売り切れ・セール終了の可能性もありますので、それぞれ販売ページでご確認ください(サイズやカラー選択も可能ですが、一部セール対象外のサイズ・カラーもありますので、販売ページでよくご確認ください)。

>>「Amazon 花粉対策グッズ」のアイテム一覧へ

また、Amazonでは毎日、時間限定・個数限定でタムセールを開催中! 詳しくは以下のリンクよりご確認ください。

>>Amazon(アマゾン) 「タイムセール」商品一覧ページへ

Image: Amazon.co.jp
Source: Amazon(アマゾン)タイムセール

(メディアジーン メディアコマース)



ギズモード・ジャパンで全文を見る

自転車通勤者向けにデザインされた折り畳み「Praxis」-走っている時間より、折り畳んでいる時間の方が長い人向け

「Praxis」はラストマイル向けの折り畳み自転車。走行しているときだけでなく、折り畳んで駅構内などを移動する時間の長い自転車通勤者向けにデザインされた。



japan.internet.comで全文を見る

[ITmedia News] インスタンスを立てるときにやっておくべきこと


 マストドン開発者のオイゲン・ロチコさんがマストドンインスタンスの立て方についてブログ記事を書いている。

 「The non-technical parts」とあるように、技術的な内容ではない。サーバを立てるには公式ドキュメントを参照するか、Maastodon.netMasto.hostのようなホスティングサービスを使えばいい。

 この記事で書かれているのはその先だ。インスタンスの連絡先、管理者名、サムネール画像、インスタンスの説明、そして特に重要なのが規約。多くのインスタンスで参考にしているmastodon.socialの規約はこちら

 次にやるのは連合のための準備。完全に孤立した状態でマストドンをスタートするのは適切ではなく、比較的大きなインスタンスに自分のアカウントを作り、アクティブユーザー40-50人くらいをフォローしておくことが経験的によいとオイゲンさん。そうすると、新規インスタンスを始めたときに連合タイムラインがちゃんと流れてくる。

 また、プロモーションのためにはinstances.socialで自インスタンスの言語やカテゴリーなどについて登録しておく必要がある。それがjoinmastodon.orgのインスタンスウィザードに反映されるからだ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

[ITmedia LifeStyle] ポケモンGO、「グラードン」「カイオーガ」再登場 「レックウザ」倒した数で“変化”も

 スマートフォンゲーム「Pokemon GO」を開発運営する米Nianticは2月23日、プレイヤー同士が協力して「ボスポケモン」を倒す「レイドバトル」に、第3世代の伝説ポケモン「グラードン」「カイオーガ」を再び登場させることを発表した。登場期間は2月24日〜3月5日まで。

第3世代の伝説ポケモン「グラードン」「カイオーガ」が再登場 「レックウザ」と同時に出現

 2月10日からレイドバトルのボスポケモンとして登場している伝説ポケモンの「レックウザ」と合わせて、期間中は第3世代の伝説ポケモン3体がレイドバトルボスとして現れることになる。

 期間中にグラードンとカイオーガが倒された数と、レックウザが倒された数の大小によって、3月6日〜16日までに得られた「タマゴ」からふ化するポケモンに変化があるという。レックウザが倒された数がより多かった場合、ドラゴン・ひこう・エスパータイプのポケモンがふ化しやすくなる。逆にグラードンとカイオーガが倒された数の合計がレックウザより多かった場合は、くさ・じめん・ほのお・みず・でんき・むしタイプのポケモンがふ化しやすくなるという。

24日のコミュニティ・デイで大量発生する「ミニリュウ」の詳細

 また、2月24日の午後0時〜午後3時には月に一度、特定のポケモンが大量発生する「Pokemon GO コミュニティ・デイ」が開催される。前回の1月には「なみのり」を覚えた「ピカチュウ」が登場したが、今回は「ミニリュウ」が大量発生する。コミュニティ・デイでゲットしたミニリュウは、「カイリュー」に進化させると通常は覚えないわざである「りゅうせいぐん」を覚えるという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia LifeStyle に「いいね!」しよう



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

[ITmedia Mobile] 透明ソーラーパネルを搭載したアナログ針スマートウォッチ「LunaR」 クラウドファンディングで登場

 クラウドファンディングサイト「Kibidango(きびだんご)」で、スマートウォッチ「LunaR(ルナ)」のプロジェクトがスタートした。目標金額は300万円で、期間は2月23日〜4月16日。

Photo スマートウォッチ「LunaR」

 LunaRは透明ソーラーパネルを搭載し、太陽光だけでなく室内灯でも充電可能なアナログ針のスマートウォッチ。光さえあれば充電できるため、一般的なスマートウォッチのようにバッテリー残量によって機能や使用シーンを制限されずに使える。アプリごとに色を設定できる通知機能を備え、手元でのオンオフや端末との十分な接続距離も実現している。

Photo 透明ソーラーパネルを搭載

 この他、5気圧防水や活動量計、アウトドアで便利な日の出・日の入り時刻表示、海外旅行で活躍する2カ国の時刻表示、生活改善に活用できる睡眠モニターなどの機能も搭載。ベルト幅は一般的なサイズの20mmで、シーンにマッチするベルトへ交換しやすくなっている。ケース経は41mm、厚さは12.6mm。スマートフォンとの接続には専用アプリを使う。対応OSはiOS 10以上、Android 4.3以上。

 一般販売予定価格は2万9800円(税込)。50個限定の早割は2万2800円(税・送料込)、Kibidango支援価格は2万4800円(税・送料込)で、ペアセットやレザーベルトのみのリターンも用意する。製品の配送は7月を予定。

PhotoPhoto 利用イメージ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia Mobile に「いいね!」しよう



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

「本当に美しいものはそっとしておくべき」ルトガー・ハウアー、『ブレードランナー2049』への葛藤を語る


ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作『ブレードランナー2049』は、製作にあたり、リドリー・スコット監督のオリジナルのキャストに再出演の打診をしました。その結果、デッカード役のハリソン・フォード若かりし頃のレイチェルがCGでカムバック

しかし、『ブレードランナー』を名作にした立役者と言われるルトガー・ハウアー演じるロイ・バッティは戻ってくることはありませんでした。それは彼がThe Hollywood Reporterに語った『ブレードランナー2049』に抱いている気持ちを知れば納得のことなんです。

「素晴らしいと思うけど、この映画が必要だったかどうかは分からない。本当に美しいものに対しては、そっとしておくべきだと思うんだ。掘り返すことなんてせず、別のものを作れば良い30年以上前の栄光にすがる必要はないよ。

今のハリウッドのネタ不足を分かっていながら、「過去にすがるな」とは手厳しいお言葉…! 『2049』だけでなく、今の映画業界全体への批判に聞こえます。

また、映画の具体的な内容に関しても納得いかない部分があったようです。

『ブレードランナー』は単なるレプリカントに関する話ではなく、人間の定義とは、を問いかけた作品なんだ。『E.T.』みたいにね。でも、新作の方は何を問いかけたいのかが不明瞭だった。キャラクターによって引っ張られているわけでもなく、そこにユーモアがあったわけでもない愛もなく、魂もなかった。オリジナルへのリスペクトはあったね。でも、自分にとっては、それすら十分だったと思わないよ。

世界中で大絶賛された『ブレードランナー2049』ですが、オリジナルの関係者からはこんな風に思われていたのですね。

ちなみに、『2049』に不満を持っている関係者はハウアーだけではありません。あの生みの親であるリドリー・スコット監督もこんな感想を述べています。

長すぎ

最後に、ハウアーはこんな言葉でインタビューを締めくくったようです。

「うまくいきっこないって分かってたよ。でも、俺がどう思うかなんて重要なことじゃないと思うけどね。」


Julie Muncy - io9[原文


中川真知子



ギズモード・ジャパンで全文を見る

[ITmedia Mobile] Googleが普及に注力 新しいメッセージング規格「RCS」って何?

 Googleが、Androidプラットフォームで「RCS(Rich Communication Services)」というメッセージングサービスをサポートするための取り組みを強化している。2月26日(ヨーロッパ東部時間)からスペイン・バルセロナで開催される「Mobile World Congress 2018」では、同社のパートナー企業がRCSを使ったデモンストレーションを行うという。

 「RCS」とは一体どのようなメッセージングサービスなのだろうか。そして、日本の携帯電話用メッセージングサービスにどのような影響を与えるのだろうか。

GoogleによるRCSの例 RCSを使ったメッセージのやりとり例(Google Blogのエントリーから引用)

RCSは「SMSを代替するリッチなサービス」

 RCSは、移動体通信に関する業界団体「GSM Association(GSMA)」が策定した「SMS(Short Message Service)」の代替を目的としたメッセージングサービスの規格だ。

 規格化に向けた動きは2007年から行われており、2016年11月に相互運用性について定めた「Universal Profile」の初版が策定された。GSMAのWebサイトによると、Universal Profileに賛同する企業は通信事業者(キャリア)が55社、端末メーカーが11社、OSメーカーが2社(いずれも記事執筆時現在)。その中にはNTTドコモやKDDIも含まれている

賛同企業 GSMAのWebサイトに掲載された「Universal Profile」の賛同企業。NTTドコモとKDDIも名を連ねる

 その名の通り、RCSは“リッチ”なコミュニケーションサービスを志向しており、主に以下のような機能を備えている。

  • メッセージング
  • チャット(1対1、グループ)
  • 音声メッセージング
  • IP音声通話
  • ビデオ通話
  • ファイルの送受信
  • コンテンツの共有
  • 位置情報の共有

 Googleでは、企業がRCSメッセージを顧客に配信する手助けをする「Early Access Program」を2017年2月から米国とメキシコで提供している。このサービスを使えば画像付きのクーポン券の配信、詳細情報付きのアラートメッセージなど、RCSの特性を生かしたメッセージを簡単に配信できるという。

 「『MMS(マルチメディアメッセージングサービス)』や他のメッセージングアプリを使えば同じことができるのでは?」と思うかもしれないが、Universal Profileに準拠したRCSはSMSと同様に電話番号さえあれば送受信ができることとキャリア間で互換性がある(≒仕様上の差異がない)ことが大きなメリットなのだ。

RCSを使った企業からのメッセージ Universal Profileに準拠したRCSでは、キャリアやアプリを意識せずにリッチなメッセージを送れる

日本での導入は?

 GSMAが公表しているRCSの導入状況によると、現在27カ国の50キャリアがRCSに対応しているという。この中に日本は含まれていないが、「導入に高い興味を示している国」として挙げられている

 先述の通り、ドコモとKDDIはRCSのUniversal Profileに賛同している。両社のいずれか、あるいは両社ともに何らかの形でRCSに対応する可能性がある。両社が対応するとなれば、同プロファイルに賛同企業に含まれてないソフトバンクも何らかの対応を迫られる可能性もある。

 端末側の対応状況も気になるところだ。Android端末では、Google純正の「Android メッセージ」をデフォルトのSMSアプリに設定するとRCSを送受信できる。Windows 10 Mobileスマホについては、OSレベルで対応している。iPhone(iOS)は対応していないが、「iMessage」で同等機能を使える(互換性なし)。

RCS導入マップ GSMAが公表しているRCSの導入状況では、日本は「High-interest(導入に高い興味のある国)」となっている

 日本でRCSは導入されるのか。MWC 2018において何らかの発表があることを期待したい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia Mobile に「いいね!」しよう



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

[ITmedia PC USER] 初の“Windows on Snapdragon”マシン「HP Envy x2」が3月出荷へ 999.99ドルで発売

 2017年12月初旬に米Qualcommと米Microsoftが発表した「Windows on Snapdragon」。スマートフォン向けプロセッサで知られるQualcommの「Snapdragon 835」を搭載し、PC向けOSの「Windows 10 S」が動作する新しいデバイスのことだ。この発表会では、ASUSTeK ComputerとHPのローンチパートナー2社が最初の製品を披露した。

 このうちの「HP ENVY x2」については、当初「2018年春」と発売が予告されていたが、米HPの製品ページに「3月9日(米国時間)までに出荷開始」の表記とともに事前予約が可能な状態で出現して話題となっている(日本での発売は未定)。

HP Envy x2 「HP ENVY x2」を手に薄さをアピールする米HPのコンシューマーパーソナルシステム担当ジェネラルマネジャー兼バイスプレジデントのケビン・フロスト氏
HP Envy x2 当初は2018年春とのみ発売日が予告されていた

米HPのオンラインストアで発売、3月9日までに出荷開始

 米HPのオンラインストアにアクセスすると、HP ENVY x2(モデル名:HP ENVY x2 - 12-e001nr)が999.99米ドルで販売されている。「Ships by 3/09/18」と表記されており、3月9日までにはメーカーから出荷が開始されるというわけだ。

HP Envy x2 オンラインストアに出現したHP ENVY x2

 HP ENVY x2はキーボード着脱式の2in1デバイス。プロセッサはQualcommのSnapdragon 835(2.2GHz、最大2.6GHz)、OSはWindows 10 Sを採用し、駆動時間は最長22時間、スタンバイで最長1000時間というロングバッテリーおよび4G LTEによる常時接続が特徴だ。

 メモリはLPDDR4-3733 4GB、ストレージは128GB UFS(Universal Flash Storage)、ディスプレイは1920×1280ピクセル表示の12.3型IPS液晶パネル(タッチパネル付き)を搭載し、500万画素のインカメラ、1300万画素のアウトカメラも内蔵する。

 本体にヘッドフォン出力とmicroSDカードスロット、nanoSIMスロットは搭載するものの、拡張ポートはUSB 3.1 Type-C Gen 1のみ。製品にはUSB 3.0アダプター(USB Type-A)、スタイラスが付属する。

 49.33Whの3セルリチウムイオンバッテリーを内蔵し、ボディーのサイズは292.9(幅)×210.3(奥行き)×6.9(高さ)mm、重量は約698.5gだ。

 こうした詳細スペックは製品ページで確認できるが、基本的に事前情報そのままで特筆事項はない。

HP Envy x2 HP ENVY x2。着脱式キーボードを採用し、タブレットとしても利用可能な2in1のモバイルPCだ

HP ENVY x2発売で注目すべき2つのポイント

 今回この製品で注目すべきポイントは2点ある。1つは発売時期、もう1つはセルラーネットワーク対応だ。

 発表当初、筆者は対応製品の登場時期を「2018年4月以降」と予測していた

 その理由は、PCに内蔵されるeSIMで契約者情報をセットアップ時に書き換え可能な「eSIM Provisioning」機能のOSへの搭載が、2018年4月の一般公開が見込まれるWindows 10の次期大型アップデート「Redstone 4(RS4、1803)」のタイミングとなるため、これに合わせて製品が投入されると考えていたからだ。

 だが、Qualcommが2月21日(欧州時間)付けで出したプレスリリースによれば、米国のAmazon.comとMicrosoft Storesを含む、世界6カ国のオンラインならびにリアル店舗で「Beginning this calendar quarter」から販売を開始するという。つまり、2018年第1四半期(1〜3月期)中に販売がスタートするというわけだ。ASUSとLenovoの動向は不明だが、恐らくHPとそれほど間を置かずして追随するとみられる。

 そして2点目だが、今回HPのオンラインストアに出現したページで気になるのが「携帯キャリア」に関する情報が一切記載されていない点だ。

 セルラーネットワークに関しては「No Wi-Fi, no problem. Built-in 4G LTE lets you connect safe and secure, wherever you are, while reducing the threat of someone accessing your information through public Wi-Fi.(Wi-Fiがない? 問題ありません。組み込まれた4G LTEがあなたをどこでも安全でセキュアに接続する環境を提供します。パブリックWi-Fiを通じてあなたの情報に誰かがアクセスする危険性も低減します)」という機能説明と、スペック表記に「1 nano-SIM」と書かれているのみだ。

 これに関して、少しだけ考察していこう。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

この記事が気に入ったら
ITmedia PC USER に「いいね!」しよう



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る

Galaxy S9/S9+、前モデルより値上がりするかも


これは高い。

いよいよ週末にも発表されるSamsung(サムスン)の新型スマートフォン「Galaxy S9/S9+」ですが、購入検討者にはちょいと気になる情報が出てきました。ズバリ、そのお値段です。海外ではどうやら価格情報が流出しているらしく、しかも「Galaxy S8/S8+」よりも値上がりしているみたいなんです。

有名リークアカウントのEvan Blassが公開した情報によると、Galaxy S9の価格は841ユーロ(約11万円)、Galaxy S9+の価格は997ユーロ(約13万円)になるとしています。

とうとう「iPhone X」と同じ11万円に突入か!と驚く方もいるかもしれませんが、ひとまず落ち着きましょう。ヨーロッパでは20%近い税金を考慮した価格付けがなされるのが通常なので、このまま日本でも11万円付近で販売されると確定したわけではありません

むしろ気になるのは、その値上がり具合です。Galaxy S8は799ユーロ、Galaxy S8+は899ユーロで発売されたことを考えると、それぞれ42〜98ユーロ値上がりしていることになります。もしかすると、日本でもGalaxy S8/S8+比で同程度(5000円〜1万円)の値上がりはあるかもしれません。

年々高額化するハイエンドスマートフォンですが、Samsungもその流れには逆らえないのでしょうか?


Image: Evan Blass/Twitter
Source: Evan Blass/Twitter

塚本直樹



ギズモード・ジャパンで全文を見る

ふくおかFG、スマホ決済サービス「YOKA!Pay」を発表--横浜銀行の「はまPay」と連携


 ふくおかフィナンシャルグループは2月22日、スマホ決済サービス「YOKA!Pay」の導入を発表した。福岡銀行では3月1日、熊本銀行と親和銀行では2018年上半期を目処に開始する。

 YOKA!Payは、クレジットカードなどのカード決済や事前入金が必要となる電子マネーとは異なり、銀行口座から即時引き落としするスマートフォンを使ったキャッシュレス決済手段。銀行Pay(マルチバンク)に対応しているため、各金融機関が展開するスマホ決済サービスについて相互利用が可能。福岡銀行では、3月1日から横浜銀行のスマホ決済サービス「はまPay」と連携を開始する。

 加盟店では、専用の決済端末の導入は不要。タブレットアプリ(加盟店向けアプリ)上で決済が完了し、売上代金の早期回収が可能(銀行翌営業日入金)だ。さらに、クーポン配信や販売履歴を利用したプロモーション展開などの販促にも利用できる。

 また、オリックスとの連携により、中国の決済サービス「Alipay決済」機能を搭載。中国人観光客の需要にも対応できるという。



CNET Japanで全文を見る

【お知らせ】2月25日(日)26時から「Galaxy S9」発表会の実況中継をします!


今年のAndroidスマホを占う。

日本時間2月25日(日)26時から、Samsung(サムスン)が新製品発表会を行なうことはすでにお伝え済みですが、ギズモードではリアルタイム更新を行ないます! 発表されるのは、Samsungのフラッグシップスマホの新型「Galaxy S9」と「Galaxy S9+」でほぼ確定。

リアルタイム更新では、発表会の様子を翻訳して実況します。更新はこのページにて行なうので、ぜひこちらをブックマークしておいてくださいね。

ちなみにiPhone Xのリアルタイム更新はこんな感じでした。

また合わせてTwitterでも実況するので、RTをしたい方はこちらでもどうぞ!

発表会とリアルタイム更新のスタートは、2月25日(日)26時。つまり月曜日の午前2時…いや、一緒に見ましょうよ。


Image: Twitter, Samsung

(ギズモード・ジャパン編集部)



ギズモード・ジャパンで全文を見る

[ITmedia ビジネスオンライン] 日産とDeNA、「Easy Ride」テスト開始 自動運転車が横浜走る

 日産自動車とディー・エヌ・エー(DeNA)は2月23日、自動運転車にモニターを乗せて一般道を走行する実証実験を横浜市内で行うと発表した。共同開発中の無人運転車両を活用した交通サービス「Easy Ride(イージーライド)」の現状確認・評価が目的で、モニターから得た意見を改善につなげ、2020年代早期の実用化を目指すとしている。

photo 実証実験で使用する自動運転車

 実験の開催期間は3月5〜18日で、日産グローバル本社と商業施設「横浜ワールドポーターズ」を結ぶ計約4.5キロを往復運行する予定。公募で選ばれた約300組の一般モニターが参加する。

 実験車両には周囲の環境を認識するセンサーやカメラを多数搭載し、発車・停車や歩行者の回避などを自動で行う。

photo 各種センサー・カメラの位置

 道路交通法で運転者がいない状況での車両操縦が禁じられているため、モニター以外のスタッフも同乗するが、基本的にはハンドル・ブレーキなどには触れないという。

 走行速度は時速約40キロ。馬車道付近に遠隔管制センターを仮設し、運営側は車両の状況や位置をリアルタイムで確認。安全性を確保するという。

スマホアプリと連動、クーポンも発行

 実験では、専用のスマホアプリも配布する。起動すると「何しに行く?」などと表示され、モニターは行きたい場所を指定できる。口頭・テキストで「やりたいこと」を入力することも可能だ。

 システム側が要望を認識すると、ニーズに即したイベントやお勧めスポットの情報(全500件)を車載のタブレットに表示する仕組みで、近隣の飲食店で使える割引クーポンも発行するという。

ALTALT アプリの画面イメージ

  モニターの降車後にアンケートを実施し、(1)乗車中・乗降時の利便性、(2)店舗と連動したサービスの利用状況、(3)実用化した場合の想定利用価格――などを調査する。

 DeNAは「実用化後は、駅からの2次交通、市街地での移動手段、子どもの塾通いなどに幅広く使ってもらいたい」と説明。「ビジネスモデルは、乗客から運賃を得る方法と、提携店舗から費用を得る方法の2パターンを検討している」(広報部)という。

 両社は実験終了後、運行ルートの拡充や多言語対応、配車方法の整備などを推進する予定。今後も定期的に実験を行う計画もあるという。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



ITmedia 総合記事一覧で全文を見る