2018年2月25日日曜日

【Mobile World Congress 2018】 KDDI田中社長インタビュー


 2月26日からスペイン・バルセロナで開催されるMobile World Congress(MWC) 2018。会期直前に、KDDIの田中孝司社長にお話を伺うことができた。田中氏は世界の携帯電話事業者を中心とした業界団体「GSMA」のボードメンバーも務めている。

――今年1月の決算会見の直後に、4月に代表取締役社長を退き、社長を交代されることを発表されましたが、この7年間を振り返って、いかがでしたか?

田中氏
 そうですね。全体的に見れば、いい時代だったんじゃないですか。最初は3.11の東日本大震災が起きたときだったので、大変でしたけど、3M戦略もうまく当たって、スマホで会社も成長したし、4G LTEの時代もいい感じで終わることができた。

――社長就任当時に思い描かれていたことはひと通りやり切った感じですか?

田中氏
 地震のことは別にして考えると、当社は少し遅れていましたけど、スマホが立ち上がってくる時代でしたし、いろいろな意味でビジネスモデルも変わりつつあったので、いろんなことができて、楽しかったと思いますよ。

――ご自身で評価するのは難しいかもしれませんが、一番の功績は何だとお考えですか?

田中氏
 功績(笑)? まあ、業績を上げるのは社長の務めですし、もう一つは次の時代へのトランジション(切り替え)というか、サクセッション(継承)で、これもバレずにうまくできたと思ってますよ。

――田中社長が就任した当時、まだiPhoneを採用する前の段階で、スマートフォンはISシリーズなどを発売されて、試行錯誤が続いているときでしたね。

田中氏
 そうですね。ビジネスモデルも変わるタイミングでしたし、ネットワークは3Gから4Gに移行するときでした。端末もフィーチャーフォンからスマートフォンへ移行する時期でした。また、ボクらが光回線などのブロードバンド回線とのバンドル(セット割)をはじめましたけど、スマートバリューもうまく行ったし、タッチポイントを失ったスマホの垂直モデルがスマートパスでそれなりに展開できたのは大きかったかなと思います。湯野さん(※本誌編集長)と富士スピードウェイ(SUPER GT)にも何度も行きましたし(笑)。

――あれはあれで、今後も続けていただきたいですね(笑)。

田中氏
 もちろん、続けますよ(笑)。応援してくださいね。

「素」の通信だけでは立ちゆかなくなる時代

――先日の社長交代を発表された楽天の新規参入の話題が出て、これからの時代に必要な能力として、通信と金融とコマースを挙げておられました。これらの内、KDDIに足りないもの、今後、重要になるものはどれだとお考えですか?

田中氏
 通信はKDDIの本業ですから、ここで負けないのがベースラインですが、今後は新たな意味での垂直モデル化が進んでいくと思っています。今までは通信をセットにして、スマートフォンを売ってきたわけですけど、これからは使い方を売らないといけない。金融はすべての産業のベースになっていると言われますが、そういう意味では金融もしっかり注力しますし、コマースはみなさんの購買行動がネットに向かっている時代なので、これもやらないといけない。

 それ以外のものについては、先日、英会話のイーオンを買収しましたけど、これもお客さんのいろいろなライフイベントごとに、関われらないといけないという考えに基づいている。今までは通信を「素」で売っていたんですが、今後はそれだけでは立ちゆかなくなる。たとえば、レストランを開くとき、素材だけで売っているのと同じだったけど、これからはきちんと料理もしないといけないよね、ということですね。

 そういう意味では料理をするために必要なケイパビリティ(能力)を持っている会社をM&Aで取得してます。今期のM&Aの予算は、3年間で5000億を用意していて、いろんな会社を買っているんですが、次の時代へ移行したときに、KDDIの力になる会社を選んで、買収しています。

 「ロールプレイングゲーム」と表現することもありますけど、まさにそういう感じです。かつて、ケータイを売るのに、販売奨励金や販売施策で戦っていましたけど、今後はまた別の競争軸で、より激しい戦いをすることになると思うので、それまでにどれだけKDDIの能力をどこまで高めておけるかが勝負だと考えています。会社のビジネスという意味では、今まで4G LTEのスマホを売ってきましたが、成熟期を迎え、少し落ち着いている状況なので、この間に何が準備できるかがカギ。この仕事は次の社長がやることなので、自分としては退くのにいいタイミングだと考えたわけです。

――そこから先は「高橋さん、ガンバレ」ということなのですね。

田中氏
 そうですね。すでに経営戦略を2年くらい担当しているので、十分に理解しているし、思いを同じくしています。

――通信がコア(核)になるというお話でしたけど、通信じゃない金融やコマースというのも考えられるんでしょうか?

田中氏
 僕らはよく「イネーブラー」という言葉を使っていたんですよ。「可能にするもの」という意味ですね。たとえば、少し前にはじめたWALLETポイントもだいぶ大きくなってきて、ポイント流通も回るようになってきた。また、長年やっている「auかんたん決済」も相当大きくなってきた。今、Wowma!(通販サイト)の起ち上げをやっていますが、これも150%くらい伸びてきた。いろいろなイネーブラーとしての要素が貯まってきたんで、これらをベースに、お客さんに見えるような商品やサービスを作っていく流れですね。

最近は音声デバイスにハマっている

――スマートフォンは成熟期を迎え、あまり新しい要素がなく、みんなが「スマホの次」を探しているような状況です。

田中氏
 そうですね。たとえば、僕らのスマホの一つ前のデバイスとして、パソコンがありましたよね。でも、今って、パソコンの中身で「ここが違う」みたいな比較をしないですよね。パソコンはツールになっていて、アプリケーションソフトは自由にダウンロードして、利用できる。スマホも基本的には同じ流れですよね。OSもiOSとAndroidがあって、それぞれにアプリがインストールできる。いずれもインフラに近い存在になってきた。ネットワークだって、以前は「どこが速い」「どこが遅い」と比較されてました。海外に出かけると、泣きそうになることもあるけど(回線が遅いという意味)、少なくとも日本はどこでもそれなりに及第点をもらえるレベルの品質になってきた。そういう土壌ができてきたので、この上で新しいことが起きるんじゃないかと期待しています。

 たとえば、デバイスも最近、音声アシスタントのスピーカーが話題ですけど、ひと昔前はシャレぐらいのレベルだったものが使えるレベルになってきている。面白いのはスマホって、意思を持って、使っている。パソコンも場所は仕事部屋など、利用できる場所が限られるけど、これも意思を持って、使っている。

 ところが、Google Homeなどはウチの女房は料理をしながら使っている。デバイスを使う障壁みたいなものがかなり薄らいでいる。そうなってくると、スマートスピーカーのようなもので音楽を聴くだけじゃなく、もっと高度なことに活用できるんじゃないかと思うようになりましたね。

 テレビのCMで、よくGoogleが行き先を音声で検索したりしてますよね? でも、スマホに向かってしゃべっているのって、ちょっと違和感があるというか、何となく気持ち悪いでしょ(笑)。ところが、お父さんに向かって、奥さんが「この週末、○○に行こうよ。どうやって行けばいいの?」と聞くとき、実はGoogle Homeでもちゃんと答えてくれますからね。まるでお父さんがいなくてもいいような……(笑)。こういうことが自然にできるようになってきたということは、次の時代への入口に差し掛かった気がしますよね。

――プロを自称する田中さんが今一番、面白いと思っているデバイスは?

田中氏
 最近ね、音声デバイスに結構、ハマってるんですよ。最初はちょっとバカにしてたところもあったんだけど(笑)。Google Homeも、使ってみると、英語の方が賢い気がするんですよ。同じデバイスで変更できて、片方しか使えないのは残念だけど、英語に設定して試してみると、よくわかります。

 それから、我が家にはテレビが何台もあるんですよ。それぞれの部屋に1台ずつくらい。それに加え、パソコンではテレビのウィンドウが開くようになっている。でも、そんな僕がスマホで映画を観たりしてしまう。1メートル後ろにテレビがあるのに、観ちゃうんですよ。なぜかというと、Bluetoothで接続できるJBLのスピーカーが手元にあって、それにつなぐと、結構、いい音で再生できる。ところが、少し前のテレビにつなごうとすると、Bluetoothには対応していないし、他のスピーカーをつなぐのも手間がかかる。だから、結局、手軽なスマホで観ちゃうんですね。

――音声は翻訳やAI、機械学習など、いろいろな形で進化していくだろうと期待しています。

田中氏
 クルマもコネクティッドになりますよね。まだまだアプリや連携では開発要素は多いけど、いろんなものがつながっていく時代になると思います。それから、いろいろな機器やサービスがクラウドベースになってきているので、それぞれの機器間やサービス間で連携がしやすくなってきている。たとえば、スマホではじめた作業を他の機器で継続することも簡単にできるようになってきた。2010年頃、講演で取り上げた話題があって、いろいろなセンサーが進化をしてきていることを踏まえ、スマホの次はセンサーネットワークに進化していくという話をしたんですよ。

――それはこれからの時代のIoTに通じるところでしょうか? スマートメーターなどもそうですが……。

田中氏
 そうですね。でも、今のものって、バーチカル(垂直)なんですよ。スマートメーターはスマートメーターだけ、クルマはクルマだけというように、それぞれが区切られていて、つながっていないですよね。でも、将来的にはいろいろなデータが連携していくことになりますから、当時、描いていたような全体を包み込むように通信が存在する時代になると思います。10年はかからないでしょう。2020年を超えて、数年くらいで大きな変革が訪れることになるんじゃないでしょうか。

――そのタイミングでKDDIが存在感を示せるようにしたいわけですね。

田中氏
 そうです。でも、記者さんとしては、今の時期、ちょっと不幸というか、厳しいですよね。スマホのときは一気に世の中が動き出していました。当時は進化したフィーチャーフォンがあって、そこにある機能をスマホに取り込まないと売れないと言われた。

 たとえば、連絡先を移行するのに、赤外線通信ポートが必須と言われた。でも、今の時代はクラウドで連携ができる。実は、当時から考えると、みなさんはとんでもないデータ量を通信で利用している。

 5Gネットワークの本質はデータ通信量が増えること。何かをしようという一つの目的に対し、赤外線通信のように「1対1」で対応するのではなく、全体が連携するしくみになっていく。よく「モノからコトへ」と言われるけど、コト消費に合った形でスマホが連携していく時代になると思いますよ。

――でも、それだけ四六時中、通信することになると、電池が心配な気もしますが……。

田中氏
 スマホが出たとき、電池がボトルネックと言われました。それに対する解として、燃料電池なんていう話題もあった。他のジャンルで言えば、昔はラジコンのヘリコプターなんて、電池じゃ重くて飛べないと言われ、エンジンを積んでいた。ところが、今、話題のドローンは電池で飛んでいる。ボクは専門家じゃないけど、ちゃんと技術革新が起きて、進化をいていくので、意外と何とかなるんじゃないかと思っています。

グローバルとのギャップはもうあまり残っていない

――GSMAのボードメンバーを務められていて、日本と海外の通信環境をご覧になっていると思いますが、かつては日本市場は端末が特殊な面もありましたが、現在はグローバルのメーカーの製品も数多く流通するようになりました。日本のユーザーは幸せに通信やスマホを利用できるようになったと見ておられますか?

田中氏
 日本とグローバルにはいろいろなところに違いがあります。でも、バルセロナなどに来ると、手前味噌のところもありますけど、日本のネットワークは優れていると痛感しますよ。他社も含めての話ですけど、日本ではもうあまり3Gの表示を見なくなってきている。端末はフィーチャーフォンが残っていますが、スマホはもうグローバルプロダクツが流通しています。そういう意味ではグローバルとのギャップはもうあまり残ってないんじゃないかな。

――ということは、スマートフォンが登場しての約10年で一気にその違いが埋まってしまったという感じですか?

田中氏
 そうですね。ただ、いい、悪いにつけ、ハイエンドのモデルって、たくさん作らないとペイできないんですよね。たとえば、5万台でユニークな端末をアフォーダブルな値段(手頃な価格)で作るのはなかなかできない。デザインに特徴があるというものだったらいいけど、全部入りとなると、やっぱり、それなりの値段になってしまう。

――日本はグローバル市場のベンダーや関係各社から見て、どう見えているんでしょう?

田中氏
 一つは日本って、中途半端に人口が多い。それが立ち位置を微妙にしていますよね。たとえば、韓国は人口が日本の半分ぐらいなので、グローバル市場に出ていかないと勝負にならないし、中国は元々、国内の人口が多いので、国内需要だけで十分、世界トップクラスのシェアを確保でき、ビジネスも十分に回る。時代が5Gへ向かっていくとき、中国が「これは来る」と思って、注力していて、ベンダーもファーウェイなどの中国勢が一段先を行っている。端末は最先端というものがないけど、障壁はなくなっているので、日本でも使えるモデルが流通している。だから、そういう時代へ向けて、我々も頑張っていかないといけないわけですね。

――本日はありがとうございました。



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【Mobile World Congress 2018】 KDDI田中社長インタビュー

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[ITmedia News] 画像検索AIの「Google Lens」、「Pixel 2/2 XL」以外の端末でも利用可能に

 米Googleは2月23日(現地時間)、現在は「Pixel 2/2 XL」でしか使えないAI(人工知能)採用の画像検索技術「Google Lens」を、それら以外の一部の端末でも利用できるようにすると発表した。

 lens 1 Google Lens

 Google Lensは、昨年5月の「Google I/O」で発表されたAI技術。まずはAIアシスタントの「Googleアシスタント」と写真サービスの「Googleフォト」に組み込まれ、検索やフィルタリングを強化している。例えばGoogleアシスタント内で建築物の写真を撮影すると、Googleアシスタントがその建築物の情報を紹介する。

 lens 2 Googleアシスタントで使うGoogle Lensの例

 向う数週間中に、英語版Android/iOS向けGoogleフォトアプリでGoogle Lensの機能が使えるようになる。また、英語設定の“フラグシップ端末”では、GoogleアシスタントでもGoogle Lensを使えるようになる。具体的なメーカー名やモデル名はまだ不明だが、「ARCore」公式版と同様に、Mobile World Congressで発表される模様だ。

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【Mobile World Congress 2018】 世界最大のモバイルイベント、スペイン・バルセロナで開催


 2月26日~3月1日にかけて、世界最大級のモバイル関連イベント「Mobile World Congress 2018」がスペイン・バルセロナで開催される。

 世界中の携帯電話事業者や端末メーカー、ソリューションベンダーなどが集結し、各社の最新技術が紹介される。今年のキーノートスピーチにはNTTドコモの吉澤社長や楽天の三木谷社長も登壇する予定。開幕前日となる25日には端末メーカーの新製品発表会が予定されている。

 本誌では、現地より随時最新の情報をお伝えする。



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【Mobile World Congress 2018】 世界最大のモバイルイベント、スペイン・バルセロナで開催

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『ハン・ソロ』×ビースティ・ボーイズ!銀河をかっ飛ばす「サボタージュ」ファントレーラー

顔認証で差別されるのは浅黒い女性? 誤認識率の高さが問題に…


いつも空港で止められる悲劇も…。

AppleがiPhone Xを発売して以来、Face IDによる顔認証がスタンダードになろうとしています。いまや保安対策のため、空港や劇場などでも、本人確認に顔をスキャンしてはセキュリティチェックを進めるところも増えてきました。でも、どうやら、認識ミスで足止めを食らう人が、常に一定の特徴をもっているというケースが少なくないんだとか!

このほど、米マサチューセッツ工科大学のMIT Media Labの研究者たちが中心となって、顔認証システムで基礎になっている、人種や性別のデータベースごとの認識精度などを分析調査。その結果、女性よりも男性、浅黒い人よりも色白な人のほうが、明らかにシステムの認識精度が高まることが判明しています。数年前にも、似たような指摘がなされてはいたものの、あまり状況は改善していないという残念な現実が存在してもいるようですね。

顔認証システムのベースとして、何千万という顔写真を読み込んでは、認識精度を高めるトレーニングが実施されています。でも、そのベースとして有名な「Adience」は、86%のトレーニングデータを白人の顔から採用。同じく業界では大手の「IJB-A」も、やはり79%のトレーニングデータを白人の顔写真に絞っていることが明らかになっています。逆に黒人女性のデータは、Adienceでは7.4%、IJB-Aでは4.4%しか用いられていませんでした。

こうして、断トツで認識トレーニングの量が異なっているわけですから、やはり、実際の顔認識率でも差が出てきてしまいます。Lenovoが採用している「Face++」のAPIでテストを進めると、浅黒い肌の女性の誤認識率は34.5%だったのに対して、色白の男性の誤認識率は1%未満に! 同じく、IBMが採用している「Watson Visual Recognition」のAPIでも、浅黒い肌の女性の誤認識率が34.7%と高かったのとは対照的に、色白の男性の誤認識率は1%未満でした。Microsoftが用いている「Cognitive Services Face」のAPIは、浅黒い女性の誤認識率が20.8%と、先の2社のAPIよりは精度が高いものの、こちらも色白の男性になると、ほぼゼロの誤認識率という違いが出てしまっていますよ。

今回の調査チームを率いた、MIT Media Lab研究者のJoy Buolamwini氏は、こうして女性少数民族の人種ほど、認証エラーではじかれ、さらなる念入りなセキュリティチェックへと進まざるを得ない事態が続くならば、差別が差別を生みかねないと警告。単にトレーニングデータへの採用数が少ないことが原因なのであれば、やはり問題を認識して改善に努める必要があると語っています。顔認証方式が一般化すればするほど、特定の人種性別層だけ、うまく認識されない欠陥は、今後やはり着実に正されていかねばならないでしょうね~。



Image: Apple
Source: NYT

Sidney Fussell - Gizmodo US[原文
(湯木進悟)



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アカデミー賞の季節ですね!アニメーション歴代受賞作品と今年のノミネートをおさらい

スティーブン・セガール、ビットコイインの親善大使になる


ネーミングやばい。

何がなんだかわからないニュースです。最近ではセクハラ疑惑で名前が挙がっているアクション俳優のスティーブン・セガール氏が、どういう経緯かとある仮想通貨の親善大使を務めることとなりました。仮想通貨にはあれこれ種類がありますが、セガール氏が顔となる通貨は「Bitcoiin」。いいえ、スペルミスではありません。Bitcoiin、iが2つ。ビットコイインです。

Bitcoiinとは、さて? どうにも説明できません。だって、今まさにICO(新規仮想通貨公開)をしている最中で、まだ存在していない通貨ですから。Bitcoiinの取扱い元は、送金コストは10分の1、マイニングも2倍3倍と、どこをとってもBitcoinよりも優れているとアピール。さらに、オリジナルBitcoinに乗り遅れた人は今がチャンス!とあおりまくっています。ただ、技術面などの詳細は一切明かされていません。

今、世界が大きく注目する仮想通貨。当たれば大きいけれど、そのぶんリスクも高い。まだまだ怪しいものを見る目を向けられる仮想通貨ですが、ビットコイインというネーミングは胡散臭さを倍増させています。そこに加えてセガール氏…。日本では、コインチェックのCMに出川哲朗さんが出演していましたね。今、仮想通貨の世界はまさにカオスです。


Image: Denis Makarenko/Shutterstock.com
Source: Bitcoiin

Bryan Menegus - Gizmodo US[原文
(そうこ)



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「お〜い磯野、卓球しようぜ〜!」はしゃげる卓球台ドア、130万円


どこでもドアの次に欲しい。

初心者でも上級者でも一緒になって楽しめる卓球。ゲームセンターやボーリング場、スポーツセンターにいけば卓球ができるところもあるけれど、わざわざそこまで出向くのは面倒だったり、はたまた家の近所にそもそもない場合もありますよね。

そこで今回は気軽にお家で卓球が楽しめて、かつ収納の場所がいらない卓球台を紹介しますよ。


斬新すぎる……友達の家に行って、ドアが卓球台になったらどんなに驚くことでしょう。実際に使用している様子はROOMIEでどうぞ!


Image: Ping Pong Door
Source: Ping Pong Door

(チオリーヌ)



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歴代アカデミーVFX賞作品と、今年のノミネート作品まとめ。白熱の展開です。

スキャナーを魔改造、鉛筆を1本握らせプリンター化してみた

[ITmedia News] Google Home Miniが表示不良?──新機能でした

 ゆるい連載「Googleさん」、久しぶりにスマートスピーカー「Google Home Mini」とその頭脳であるAIアシスタント「Googleアシスタント」の話です。

 ある日(2月22日のこと)、うちのGoogle Home Miniをふと見るとぽちっと1つだけLEDがついています。

 mini 1 白いLEDがぽちっと1つ

 何かのエラーかな? と思って日本語ヘルプページを見ても、該当する説明はありません。でも、英語のヘルプページにはありました。やっとGoogle Homeで日本語でもリマインダーが使えるようになったのでした。

 mini 2 リマインダーの通知でした

 これまでは、Miniのアラーム機能(指定した時間にアラーム音を鳴らす機能)をリマインダーのように使っていました。例えば「月〜金の朝5時45分にアラーム」でモーニングサテライトの時間にアラームを流してましたが、今週からはこれをリマインダーに変えます。リマインダーはなぜか曜日指定ができませんが、アラームほど音がうるさくないし(「ぽぺちょ〜ん」と1回鳴るだけ)、音が鳴ったときにそばにいなくてもLEDが付いたままになるので気が付きます。何をリマインダーにセットしたか忘れていても「ねえGoogle、どしたの?」と聞けば、セットした内容を言ってくれます。

 リマインダーは、Google Homeの機能ではなく、Googleアシスタントの機能です。Androidスマートフォン上のGoogleアシスタントやInbox(Googleのメールアプリ)では以前から使えています。Miniが1つ目LEDで知らせてくれていたのは、Androidスマートフォンで設定しておいたリマインダーでした。

 このリマインダー、英語では時間の設定のほかに、場所の設定もできます。場所の設定というのは、搭載端末が指定した場所の近くに行くと、リマインダー通知が出るようにすることです(端末の位置情報を有効にしておかないと使えない)。例えば「家に帰ったらごみをまとめる」とか。

 Googleアカウントでは、「自宅」と「職場」の2カ所の住所を登録しておけます。Googleマップの乗換案内機能を使うときなどに便利です。

 米国では近いうちに、Google Homeで設定した場所のリマインダーを、スマートフォンで通知してくれるようになります。スーパーの住所を登録できるとしたら、キッチンで料理していてバターがもうすぐなくなるのに気づいたら、手が粉だらけでもGoogle Homeに向かって「スーパーに行ったらバターを買うってリマインダーを設定」とお願いできるわけです。

 Google Homeのリマインダーが告知なしに日本でもできるようになっていたのだから、もしかして場所での通知もいつのまにかローカライズされてたりして、とスマートフォンのGoogleアシスタントの「アシスタントの機能を検索」で「リマインダー」を検索してみたら、以下の画面になりました。おお、「希望する時間や場所で」と書いてある。

 mini 3 場所でのリマインダーも使えるの?

 結論から言うと、行きつ戻りつしてなんとか「職場」をリマインダーの場所として設定できました。

 mini 4 なぜか「職場」についたら洗濯することに

 ただ、私はGoogleアカウントで自宅の住所も登録しているのに自宅を場所として指定できなかったり、音声でのリマインダー設定では場所を選ぶプロセスがなかったり、まだちゃんと使える状態ではありません。

 Googleのサービスは、発表段階では米国でのみ利用可能になった新機能がしばらくしてからにょろにょろ、という感じで日本でも使えるようになることが多いですが、AIについてはそれが顕著な気がします。マルチリンガルになるのもいつの間にか、なのでしょう。それはそれで、偶然発見したような気がして面白いです。

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[ITmedia Mobile] 着せ替えOK! おサイフケータイ第3弾「mova SO506iC」(懐かしのケータイ)

 思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(現・ソニーモバイルコミュニケーションズ)製ケータイ「mova SO506iC」です。

「mova SO506iC」(開いた正面) 「mova SO506iC」

 SO506iCは、初めての「おサイフケータイ(モバイルFeliCa)」として発表された機種の1つ。発売順ベースでは「mova P506iC」「mova SH506iC」に次ぐ第3弾でした。

 現在ではおなじみとなったおサイフケータイですが、当時は「ケータイをかざすだけで決済などができるサービスが登場した!」と各方面で大きな話題となりました。

 SO506iCは、ディスプレイが左右に回転してダイヤルキーが現れる「180スタイル」と呼ばれる機構を備え、常にディスプレイが表に出ているのが特徴です。

 ディスプレイの下部には、ジョグダイヤルを円盤状の入力装置に置き換えた「ディスクジョグ」を備えていて、閉じたままでも各種操作や文字入力も行えました。

 本体底面の「フィットカバー」と呼ばれる着せ替えパネルも、SO506iCの特徴でした。柔らかいゴム製のため、工具など使わなくても簡単に着せ替えられるのに加え、FeliCaを利用する際の保護にもなっていました。

(機材協力:携帯市場)

「mova SO506iC」の主な仕様

  • 発売日:2004年7月23日
  • キャリア:NTTドコモ
  • メーカー:ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ
  • サイズ:約50(幅)×106(高さ)×28(奥行き)mm
  • 重量:約140g
  • メインディスプレイ:2.3型(240×320ピクセル)TFT液晶 26万2144色
  • アウトカメラ:有効約130万画素CCD
  • ボディーカラー:バカンスローズ、ソイルブラック、エアリーベージュ、トロピカルターコイズ

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アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンの髪の毛、古書に挟まっていた

[ITmedia News] Google、「ARCore」の公式版リリース 一部の端末はアップデートで利用可能に

 米Googleは2月23日(現地時間)、Android端末向けAR(拡張現実)体験を構築するためのSDK「ARCore」の公式版をバルセロナで開催のMobile World Congressでリリースすると発表した。

 arcore 1 Appleの「ARKit」対抗の「ARCore」

 ARCoreは、米Appleの「ARKit」に対抗するAR体験構築のためのSDK。昨年8月にプレビュー版が、12月にプレビュー2が公開された。プレビュー段階で、既存の1億台の端末で使えるようにするとしていた。

 公式版リリースで、Androidアプリ開発者は自分のアプリにAR体験を追加したり、新しいARアプリを公開できるようになる。

 Googleは公式ブログで、米Snapや独PorscheなどのパートナーがARCore採用のARアプリや機能を開発していると紹介した。

 arcore 2 PorscheのMission E Concept

 公式版リリース段階でARCoreアプリを使える端末は以下の機種。

  • GoogleのPixel、Pixel XL、Pixel 2、Pixel 2 XL
  • SamsungのGalaxy S8/S8+、Note8/S7/S7 edge
  • LG ElectronicsのV30とV30+(Android Oreo版)
  • ASUSのZenfone AR
  • OnePlusのOnePlus 5

 同社は、年内にさらにソニーモバイル、Samsung、Huawei、LG Electronics、Motorola、ASUS、Xiaomi、HMD/Nokia、ZTE、Vivoなどから新たな対応端末が発売されるとしている。

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業務目標達成の近道は“顔と名前を覚えること”--カオナビが調査

 カオナビが運営するカオナビHRテクノロジー総研は、「社内コミュニケーションと働き方」に関する調査結果を、2月21日付で発表した。調査期間は2017年11月10~13日、調査対象は、従業員数100人以上1000人未満の会社で働く会社員(非管理職)で、20~59歳の男女。インターネットによる調査で、有効回答は600人。

 仕事の目標(数値、業務)をどの程度達成しているかを質問したところ、業務目標を達成している人(達成率100%以上)の割合について、社内の人の顔と名前を「よく覚えている人」では48.4%、「あまり覚えていない人」では30.9%と差があり、顔と名前を覚えている人ほど、業務目標を達成している傾向があるという。

社内の人の顔と名前を認識している度合いと業務目標を達成している人の割合

社内の人の顔と名前を認識している度合いと業務目標を達成している人の割合

 目標達成のために社内メンバーとの協調が重要だと感じる人の割合について、業務目標を達成している人(達成率100%以上)では90.9%が重要だと感じているのに対し、業務目標を達成していない人(達成率50%以下)は53.1%と、業務目標を達成している人ほど、目標を達成している上で社内メンバーとの協調が重要だと感じているという。

業務目標達成と社内メンバーとの協調が重要だと思う人の割合

業務目標達成と社内メンバーとの協調が重要だと思う人の割合

 挨拶をされる際に、名前を呼んでもらえると嬉しいと感じるかを質問したところ、75.3%の人が嬉しい(「とても嬉しい」「嬉しい」を含む)と感じるという結果から、挨拶や声をかける際に名前を呼ぶことで、名前を呼んだ相手から嬉しいと感じられるとし、顔と名前を覚えることが、円滑なコミュニケーションをとる上で重要なカギとしている。

挨拶をされる際に名前を呼んでもらえることと嬉しさの関係

挨拶をされる際に名前を呼んでもらえることと嬉しさの関係

 そして、上記の結果から「社内の人の顔と名前覚えることで、周囲の人とコミュニケーションがとりやすくなり、結果的に仕事が上手くいくと推測している」とまとめている。



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[ITmedia News] Dropbox、赤字上場で5億ドル調達へ ティッカーは「DBX」

 米クラウドストレージサービスのDropboxは2月23日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の登録書を公開で提出した。5億ドルの調達を目指し、NASDAQに上場する。ティッカーは「DBX」。

 dropbox 1 提出文書

 Dropboxは2007年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くクラウドサービス企業。サービス開始の2008年から10年目のIPOになる。登録ユーザーアカウント数は2016年3月時点で5億人以上と発表している。

 同社は昨年10月にブランドデザインとロゴを刷新し、株式公開をうわさされていた。

 未完の登録書によると、同社はサービスを180カ国以上で提供しており、登録ユーザー数は5億人以上。ただし、1人で複数のアカウントを登録しているユーザーが多い。有料サービスのユーザーは、2015年は650万人、2016年は880万人、2017年は1100万人と、緩やかながら増加している。2017年12月の時点で、50万以上の開発者がDropboxを使ってアプリを構築している。

 dropbox 2 登録ユーザーのほとんどは無料サービスを利用

 まだ黒字にはなっておらず、2016年は2億1020万ドルの、2017年は1億1170万ドルの赤字だった。売上高は過去3年間増加しており、2017年は11億ドルだった。同社は将来予測についての項目で「われわれは純損失を続けており、将来コストが増加すると予想している。収益性を達成、維持できない可能性がある」としている。

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【本日のセール情報】Amazonで期間限定セールが開催中! ワンタッチ8連ハンガーやおひとりさま用チェアがお買い得に


こちらは、メディアジーン コマースチームからの記事です。

Amazon(アマゾン)で、期間限定のセールが多数開催しています。 本日はその中から、ワンタッチ8連ハンガーやおひとりさま用チェアなど、スマホ関連アイテムをご紹介します。

なお、以下の表示価格は執筆現在のもの。変更や売り切れ・セール終了の可能性もありますので、それぞれ販売ページでご確認ください(サイズやカラー選択も可能ですが、一部セール対象外のサイズ・カラーもありますので、販売ページでよくご確認ください)。

また、Amazonでは毎日、時間限定・個数限定でタムセールを開催中! 詳しくは以下のリンクよりご確認ください。

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フレーム重わずか1.5キロ!カーボンファイバー製フレームを採用した電動バイク「Nireeka」

Nireekaはカーボンファイバー製フレームを持つ電動バイク。バッテリーをフレームに隠し、ハブモーターを採用することで、普通の自転車に見えるルックスを獲得した。



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ホイールを折り畳みにすれば、折り畳み自転車はもっと乗りやすくなる-26インチホイール「Revolve」

Revolveは26インチサイズの折り畳めるホイール。折り畳み自転車ではフレームは折り畳めるが、ホイールは折り畳めず、小型化されているだけという気付きから生まれた。



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[ITmedia PC USER] 人工知能の悪用を防ぐために OpenAIの論文が示すリスクとは?

 人工知能(AI)の脅威というと、「シンギュラリティ」問題が取り沙汰されますが、人間による悪用の方がもっと早く“実用化”されそうです。

 米TeslaのCEOとして知られるイーロン・マスク氏などが立ち上げた非営利のAI研究企業OpenAIが2月20日、EFF(電子フロンティア財団)や大学の偉い先生たちと一緒にある論文を発表しました。

 100ページ以上にわたる論文のタイトルは、「Malicious Use of Artificial Intelligence:Forecasting, Prevention, and Mitigation」(AIの悪用:予測、予防、緩和)。人間によるAIの悪用の例と、それを阻止するためにどうしたらいいかについて最先端の研究者たちが討論してまとめたものです。AIに詳しくない政治家などに注意喚起することも目的としているので、比較的平易な文章です。

openai The Malicious Use of Artificial Intelligence:Forecasting, Prevention, and Mitigation

 印象的なのは、「AIは特にデュアルユースを意識して扱うべし」という話。デュアルユースというのは「いいことに使うつもりで作ったツールは悪いことにも使える」という意味です。

 例えば、AIに限らずセキュリティ強化のために開発したツールはサイバー攻撃の強力な道具にもなります。だから、AIについてはオープンソースにする方法は慎重に考えた方がいいかも、と提案しています。

 もちろん恐怖をあおるのが目的ではないんですが、ピンとこない人のために具体的なシナリオが幾つか紹介されています。その中から2つばかりご紹介。

 1つは、いわゆる「ソーシャルエンジニアリング」のシナリオ。ちょっと興味のある広告をクリックしたらウイルスに感染しちゃった、というのは今でもありますが、AIを使えば個人の好みなどを今より簡単に詳細に調べて特定の個人を狙った攻撃ができるという例です。

 ある企業でオフィス内のロボットの管理を担当しているジャッキーの趣味は鉄道模型。オフィスのデスクにもレールを敷いてお気に入りの車両を走らせるほどのマニアだ。

 ロボット管理者の仕事の1つは、新しく入った従業員をセキュリティロボットに認識させて、その人がオフィスに入ってもアラームを鳴らさないようにすること。このCleanSecure製ロボットは、製造元が“ハックプルーフ”している安全なものだ。

 ある日ジャッキーがロボット専用のコンソールでロボットたちのファームウェアアップデートが終わるのを待ちながらFacebookのニュースフィードを眺めていると、興味を引く広告が表示された。ホビーショップの鉄道模型セールの広告だ。しかも、自宅から歩いて数分のところにある店だ。

 早速オンラインフォームに入力してカタログをメールで送ってもらい、受信したカタログを開いた。ファームウェアアップデート終了のアラートが鳴ったのでカタログを閉じ、管理者コンソールに戻った。

 ジャッキーは、そのカタログがマルウェアに感染していたことを知らない。オンラインのプロフィールや公開されている情報に基づいて、AIシステムがジャッキーに特化した脆弱(ぜいじゃく)性のプロフィール(鉄道模型の広告)を生成し、下請けのフリーランサーがそのプロフィール向きの攻撃ツールを作った。

 ジャッキーがコンソールにログインすると、ユーザー名とパスワードがダークネットのC&Cサーバにこっそり送られた。すぐにある人物がジャッキーのユーザー名とパスワードを購入し、それを使ってCleanSecure製ロボットへの完全なアクセス特権を盗んだ。

 もう1つは、そうやってまともなメーカーのロボットをこっそり操作できるようになったテロリストがロボットを使って要人を暗殺するというシナリオです。ドイツ連邦財務省の財務大臣暗殺の事件報告書、という想定のお話。

 オフィス清掃ロボット「SweepBot」が財務省の地下駐車場に降りていくのを監視カメラが記録していた。財務省が使っているのと同じモデルのロボット1台が、2台の(正式な)清掃ロボットが定期巡回で地下駐車場を掃除しに来るのを待ち、掃除を終えたロボットに続いて業務用エレベーターに乗って他のロボットたちと一緒にオフィス内の物置に入った。

 攻撃の日、侵入したロボットは他のロボットと同様に清掃業務を行った。ロボットはあらかじめ認識させられていた財務大臣を搭載カメラで検知すると掃除を中断して大臣に近づき、大臣に近づいたら爆発するよう設定された内蔵爆弾で自爆した。これにより、大臣は爆死し、周辺にいた人も負傷した。

 同じ型のロボットは毎週数百台販売されていた。それでもテロに使われた個体を販売したショップは特定できた。だが、購入者が現金で対価を支払ったため、それ以上の追跡はできなかった。

 イントラで管理するオフィス清掃ロボットは既に実用化されているので、これはかなりありそうなシナリオです。下の画像は現在販売されているロボットです(シナリオとは関係ありませんがご参考までに)。

 他に、セキュリティツールの脆弱性を発見するためのツールが悪用されるシナリオと、一般市民への監視が厳しくなって、フェイクニュースにあおられて平和な手段で世の中の改善を訴えようと思って準備していた一般市民がテロ容疑で逮捕されるシナリオもあります。

 この論文に具体的な対策とか結論はないのですが、AI研究者は取り扱いに注意して、政治家は研究者ともっと協力してAIの悪用への対処方法を考えて、セキュリティ関係者もAI研究者と協力して、とにかくみんなでもっと話し合おうよ、ということなのでした。

 ちなみにOpenAI立ち上げの中心になったイーロン・マスク氏ですが、この論文発表の日に理事会を退会したこともひっそり発表されました。「(マスク氏がCEOを務める)Teslaが今後AIへのフォーカスを強くしていくと、将来的に(OpenAIの理念が)イーロンにとって矛盾になる可能性を排除するため」とあります。

 論文では自動運転車をハックして事故を起こすこともできる、とあるので無理もないです。もちろん、Teslaだってそういう悪用の可能性も考えながら自動運転技術を開発しているのでしょうけれど。

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[ITmedia Mobile] 「携帯電話界のポルシェ」と言われたNokiaの「8860」(懐かしの海外ケータイ)

 海外メーカーの携帯電話を1500台以上所有する筆者のコレクションから、過去の懐かしい製品を振り返る「懐かしの海外ケータイ」。記念すべき第1回に紹介するのは、Nokiaが1999年に米国で発売した「8860」です。

Nokia8860 Nokiaの「8860」
Nokia8860 フリップをスライドさせるとテンキーが現れる

 海外の携帯電話がまだ「黒くてゴツイ」製品ばかりだった1998年、Nokiaからすい星のごとく登場したプレミアムデザインの携帯電話が「8810」でした。GSM900方式に対応、テンキー部分はスライド式のフリップに覆われ、アンテナを本体に内蔵したことですっきりとしたデザインになりました。

 最大の特徴はシルバーメッキのボディー。高級感あふれる外観で、発売時の価格で20万円相当したといいます。「携帯電話界のポルシェ」とも呼ばれ、セレブなどがこぞって購入したそうです。

 その8810を米国向けとしたのが本モデル「8860」です。8810との外観上の大きな違いは発信ボタンが緑色から緑字のTALK表記、切断ボタンが赤色から赤字のEND表記になったことです。当時の米国の携帯電話はこの表記が一般的でした。

 通信方式はTDMAのためSIMを利用せず、バッテリーを外すと8810に見られるSIMスロットがありません。バッテリーを外した本体の内部にはROM書き換えなどを行うためのサービス端子がありますが、2列に並んだ8つの端子穴は自動車パーツを思わせるデザイン。通り名だけではなく、内部の造りもスポーツカーを多少意識していたようです。

Nokia8860 シンプルな背面
Nokia8860 バッテリーを外しても、SIMスロットは見当たらない

 本体素材は樹脂で、その上にメッキを施しているために、使い続けていくうちに傷が付いてしまうという欠点もありました。しかし、だからこそ購入者はこの8810や8860をケースに入れて大切に使っていたに違いありません。今見ても十分美しいフォルムは、古臭さを全く感じさせません。海外携帯電話マニアは誰もがコレクションとして欲しがる製品ですが、今となってはこのように美しいミント状態のものを探すのは困難です。

 ちなみにNokiaの携帯電話はこれ以降、8000番台は高級モデル、ラグジュアリーモデルとして独自の進化を遂げていきます。貴金属を使った1000万円もする超高級携帯電話「VERTU」の元祖も、実はこの8810/8860なのです。携帯電話がまだ通話とSMSしかできなかった時代から、Nokiaは性能だけではなく外観にもこだわった製品を開発していたのです。

「8860」の主な仕様

  • メーカー:Nokia
  • 発売年:1999年
  • 通信方式:TDMA
  • サイズ:約46(幅)×107(高さ)×18(奥行き)mm
  • 重量:約118g
  • その他:モノクロ5行表示ディスプレイ、600mAh NiMHバッテリー

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[ITmedia News] Pleromaサーバのよいところ


 墓場人夜さんが、マストドンとの互換性を持つ分散型SNS、Pleromaについての技術的解説記事を公開している。Pleromaを改造するための開発環境についての解説だが、Pleromaのインストールそのものについての情報もある。

 「ラズパイでも動く」軽量さを特徴としているPleromaだが、墓場さんによれば「さくらのVPS 512MBでも余裕」だそうだ。マストドンで512MBというのは規模にもよるが厳しい印象がある。

 また、メールサーバの設定が不要というのは大きなメリットと言えるだろう。

 墓場さんはPleromaのインスタンス一覧も提供している。現時点では30以上のインスタンスが運営されているようだ。

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レゴは除雪だってできる

【2月25日26時から発表】Galaxy S9/S9+のこれまでの噂まとめ

転覆してもひっくり返って戻るボート「サンダー・チャイルド」

Bluetoothイヤホン「OWL-BTEP12」―IPX7防水で3段階イコライザー付き

IPX7の高い防水性能と3段階のイコライザー機能を備えたBluetoothイヤホン「OWL-BTEP12」シリーズをオウルテックが販売している。



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クレヨンをインクのように溶かして絵を描く「Crayola クレヨン・メルター」

フォルクスワーゲンバスを3Dパズルで楽しむ「Volkswagen T1 Campervan-162ピース3Dパズル」

Ravensburgerの「Volkswagen T1 Campervan-162ピース3Dパズル」は、フォルクスワーゲンバスを立体的に組み立てる3Dパズル。組み立てた後は、机の上に飾って楽しめる。



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あなたの代わりに鍋をかき混ぜ続ける調理器具「StirMATE」-焦げ付きを防止

「StirMATE」はシチューなどをかき混ぜ、鍋への焦げ付きを防いでくれる調理器具。利用者はかき混ぜ作業を「StirMATE」に任せ、他の料理に専念できる。



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口にくわえて、たった10秒で歯磨き完了。ハイパー子供用歯ブラシが歯磨き嫌いを解決するよ


僕の父親は子供の頃、歯のきれいさを競うコンテストで優勝したらしい。たしかに父の歯はきれいで、いつもよく磨いています。

その影響もあるのでしょう、自覚はなかったのですが友達に比べると僕も歯がきれいです。両親の話を聞くと、子供の頃から歯を磨くのを嫌がってなかったらしいのです。

でも、一般的な子供は違います。普通は歯磨きが嫌いで、それは単純に磨くのが面倒だからでしょう。

そんな子供にオススメなのが、この「Funbrush」。なんと、たった10秒で簡単に歯磨きができるんです。


10秒で歯磨きなんて、口のなかでは一体何が起こるのでしょうか? この歯ブラシ、デザインもたくさんあるみたいなんです。くわしくはROOMIEでどうぞ!


Image: Kickstarter
Source: Kickstarter

(kazking)



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テクノロジーカルチャーの祭典「Media Ambition Tokyo」に行ってきました。感想と気になった作品を紹介

[ITmedia エンタープライズ] 音声会話を手に入れた女子高校生AI「りんな」は、私たちをどう楽しませてくれるのか


 日本マイクロソフトが提供する女子高生AI「りんな」に、電話機能「りんなのテレフォンハッキング」が新たにスタートした。

 りんなは、「LINE」や「Twitter」を介したコミュニケーションが可能なAIで、登録ユーザーは約660万人にまで拡大している。キャラクターを女子高生に設定。日本マイクロソフトでは、「リアルなJK感が反映されたマシンガントークと、すぐに返信する類まれなレスポンス速度が特徴」と説明する。

 会話を通じて仲良くなれるコミュニケーション型のAI(人工知能)としてサービスを提供しており、その技術は、企業アカウントでも採用。ローソン公式アカウント「あきこちゃん」や、アパレル大手のウィゴーのEコマースサイトでのファッションアドバイスにも利用されているほか、ポケモンがLINE公式アカウントを通じて、2018年1月までの期間限定でポケモンキャラクターの「ロトム」と会話できるサービスを実施した際にも、「りんな」の技術が使われた。

 また、渋谷区がLINEを使ったAI会話アカウント「渋谷みらい」にも、りんなの技術を活用。小学1年生の少々おませな男の子として設定し、渋谷区に関連する「しりとり」や、ユーザーから送信された顔写真をモヤイ像風の画像にするといったゲームを楽しむことができる。そして、渋谷みらいには、渋谷区から、日本初となる、AIキャラクターへの特別住民票の交付が行われている。

 Microsoftには、同様の対話型AIとして、中国では1億人のユーザーを持つ「Xiaoice」、22歳の女性という設定で米国で展開し、100万ユーザーを持つ「Zo!」、21歳の女性と設定され、インドで展開している「Ruuh」がある。先行しているXiaoiceは、18歳の女性に設定。8億人の視聴者がいるテレビ番組のキャスターを務め、200万以上の詩を創作して、これを出版するといった成果をあげている。

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[ITmedia LifeStyle] ポケモンGO、「大量発生」によりサーバ不具合 イベント延長措置へ

ポケモンGO、「大量発生」によりサーバ不具合 イベント延長措置へ

米Nianticは2月24日(日本時間)、同社が開発・運営するスマートフォンゲーム「Pokemon GO」において「ゲームプレイに影響がある不具合が出ている」とアナウンスした。

 米Nianticは2月24日(日本時間)、同社が開発・運営するスマートフォンゲーム「Pokemon GO」において「ゲームプレイに影響がある不具合が出ている」とアナウンスした。

大量発生している「ミニリュウ」の詳細

 24日午後0時からは、ゲーム内イベント「Pokemon GO コミュニティ・デイ」で「ミニリュウ」が大量発生するイベントが行われているため、これによるアクティブユーザー数の増加が原因とみられる。同イベントは午後3時までとされていたが、不具合のため「開催時間を延長する」という。具体的な延長時間は発表されていない。

Pokemon GOのTwitter公式アカウントからの説明

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[ITmedia Mobile] 総合ランキングにY!mobile「iPhone SE(32GB)」「iPhone 6s(32GB)」が同時ランクイン

携帯販売ランキング(2月12日〜2月18日):総合ランキングにY!mobile「iPhone SE(32GB)」「iPhone 6s(32GB)」が同時ランクイン (1/4)

トップはソフトバンク「iPhone 8(64GB)」が8連勝。Y!mobile「iPhone 6s(32GB)」が10位に入った。

携帯電話(ファブレット※含む)キャリア総合ランキング TOP10

2月12日〜2月18日

 総合ランキングのトップ3は前回と変わらず、ソフトバンク「iPhone 8(64GB)」が連続トップを8週に伸ばし、2位はNTTドコモの「iPhone 8(64GB)」、3位はauの「iPhone 8(64GB)」となった。6週連続で4位だったSIMロックフリー「HUAWEI P10 lite」は1つ順位を下げ5位。

iPhone 8 「iPhone 8」(右)

 今回の注目は、10位に入ったY!mobile「iPhone 6s(32GB)」だ。「iPhone 6s(32GB)」は2016年9月に発表されたモデル(Y!mobileは2017年10月に発売)で、Y!mobile版が総合ランキングに登場するのはこれが初めて。キャリア別ランキングでも2017年3月6日週にドコモのランキングに1度入っただけだ。なおY!mobileが2機種トップ10入りするのは「iPhone 8」発売直前の2017年9月11日週以来。「iPhone X」が総合ランキングから消えて4週間たつが、価格と性能が手ごろな機種が売れているようだ。

iPhone 6s 「iPhone 6s」

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