ヤフーは3月28日、同社が運営する決済サービス「Yahoo!ウォレット」に、バーコードを使ってスマートフォンから決済できる機能を追加し、6月から実店舗での利用に対応すると発表した。
Yahoo!ウォレットは、インターネットサービスの決済に利用できるウォレットサービス。同社の電子マネー「Yahoo!マネー」のほかクレジットカード、預金口座を登録することで、「ヤフオク!」や「Yahoo!ショッピング」での支払い以外にも、公共料金、外部サービス利用時の支払いにも利用できる。今回のバーコード決済は、Yahoo!マネーと登録したクレジットカードから選ぶことができる。
また、実店舗での利用に先立ち、払込票に記載されたバーコードを読み取り、自宅などで税金や公共料金を支払える「税金・公共料金のバーコード決済」の提供を4月より開始。住民税・固定資産税、ガス料金・水道料金などで利用可能。3月28日時点で全国150以上の自治体が対象となる。なお、Yahoo!マネーのみが対象となり、クレジットカードでの決済には対応しない。
バーコードによる決済方法では、1次元バーコードとQRコードに対応。「Yahoo! JAPAN」アプリ上に表示したバーコードを、店舗の端末やレジに提示する「みせる」決済を6月に提供するほか、店舗側の表示するバーコードをYahoo! JAPANアプリでスキャンする「よみとる」決済を2018年秋に開始する。
同社によると、Yahoo!ウォレットの口座数は約4000万にのぼり、同機能の加盟店はYahoo! JAPANアプリとYahoo!ウォレットのユーザーに対して実店舗での利用を促せるようになるという。さらに、今後は同社のさまざまなデータを活用した集客ソリューションを加盟店に提供する予定だとしている。
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