トヨタ自動車は3月28日、スポーツタイプ多目的車(SUV)「RAV4」(ラブフォー)の新型を米ニューヨーク国際自動車ショーで世界初披露すると発表した。販売を中止していた日本でも2019年春ごろに発売する計画で、人気が高まるSUVのラインアップを強化する。
新型は、都会派SUVの先駆けとして1994年に発売した初代から数えて5代目。「SUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ね備えた4WD」を開発コンセプトに設定し、SUVらしいタフさと、都会にもマッチする洗練されたデザインの両立を目指した。
「TNGA」(Toyota New Global Architecture)に基づく新プラットフォームを採用し、ボディーの高剛性化と低重心化を図ったほか、新4WDシステム「ダイナミックトルクベクタリングAWD」(ガソリン車)と「新型E-Four」(ハイブリッド車)を採用。乗り心地を犠牲にせずに、どのような路面でも意のままに走行できる操舵性と走行安定性を実現しているという。
パワートレーンは2.5リッター直列4気筒直噴エンジンと8速AT、2.5リッターハイブリッドシステム(THS II)を設定。第2世代の「Toyota Safety Sense」を全車に標準装備する。
ボディーサイズは4595(全長)×1855(全幅)×1700(全高)ミリ。
RAV4はグローバルで累計約812万台(17年末時点)を販売する、トヨタを代表するSUVの1つ。17年には米国で過去最高の約41万台を販売し、米国で最量販車種になった。新型は米国では年末ごろ(ハイブリッドは19年初頭)に発売する計画だ。
日本では2016年に販売を終了していたが、SUV人気の高まりもあり、再登場することになった。「ハリアー」と「C-HR」の間に位置付けるとみられる。
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