パイプドHDグループの子会社で地域限定電子通貨のプラットフォーム事業を行うエルコインはこのほど、子会社「シモキタコイン」を設立した。下北沢でのイベントや飲食、買い物などに使える電子通貨「シモキタコイン」を発行し「下北沢全体を盛り上げ、より魅力あふれる楽しい街にする」という。
シモキタコインは「Suicaなどのようにチャージして使う」(パイプドHD広報部)もので、イベントでの飲食、商店街での買い物などに1コイン1円で利用できるという。路上ライブの投げ銭などへの活用も検討する。下北沢の情報を発信するアプリ「I LOVE 下北沢アプリ」(iOS/Android)の機能の1つとして組み込み、利用時には下北沢のさまざまな店舗で使えるポイントを付与する見込み。
支払い方法はQRコード決済で、ユーザーが店に設置したQRコードを読み込んで、料金を入力。店舗側の確認後、ユーザーが決済ボタンを押すと支払いが完了するという。支払い履歴などはエルコインのブロックチェーンプラットフォームで管理する。シモキタコインの発行は5〜6月ごろで、6月に下北沢で開催するフードフェスティバルでは30店舗に導入予定。年内に150店舗の導入を目指す。
シモキタコインの活用には、エルコインのグループ会社で「下北沢カレーフェスティバル」などのイベントや下北沢の情報を発信するWebサイト「I LOVE 下北沢」を運営するアイラブ(東京都世田谷区)も協力する他、将来的には地域の商店や金融機関の資本参加も視野に入れているという。
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