Microsoftは、最近の数回の「Windows 10」機能アップデートの一環として、新たな複合現実(MR)機能を追加することに注力してきた。そして今後リリース予定の「Windows 10 Redstone 4」にも、新たなMR機能をいくつか搭載する計画だ。
今回、「Microsoft HoloLens」向けでは初となるRedstone 4のテストビルド「Build 17123」が公開された。これは、「Windows Insider Program」登録ユーザーがテストしているPC向けRedstone 4の最新バージョンと比べると、数ビルド前のものとなる。
Microsoftが米国時間3月23日付で公開した「HoloLens RS4 Preview」ドキュメンテーションによると、このテストビルドはすべてのHoloLensユーザーに提供されている。ただし、プレビューをインストールするとユーザーのコンテンツはすべて消去され、デバイスは工場出荷時の設定に戻る。
プレビューをインストールするには、まず「Windows Device Recovery Tool」の最新バージョンを入手し、なおかつHoloLensゴーグルをWindows Insider Programに登録しておく必要がある。
公開されたドキュメンテーションには、Windows 10 Redstone 4を通じてHoloLensに実装される新機能のリストが記載されている。以下に新機能の一部を紹介する:
- 起動時の2Dおよび3Dコンテンツの自動配置
- よりスムーズなアプリ操作
- リフローによる2Dアプリの幅変更
- 音声コマンドサポートの拡張
- 「Holograms」および「Photos」アプリのアップデート
- 「Mixed Reality Capture」の改善
- 音声の没入感の改善
- HoloLens内からファイルの移動や削除ができる「File Explorer」のサポート
- デスクトップPCからHoloLens上の写真、動画、ドキュメントにアクセスできるメディア転送プロトコルのサポート
- Captive Portalを利用してゲストネットワーク上でHoloLensを設定できる機能
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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