中国版Twitterとして知られるマイクロブログプラットフォーム「新浪微博(Sina Weibo)」が現地時間4月16日、同性愛関連のコンテンツを削除するという先ごろの決定を撤回すると発表した。削除措置については、週末にオンラインで抗議の声が上がっていた。
新浪微博は、暴力的またはポルノを含む動画およびアニメコンテンツの排除には引き続き取り組むが、今後は同性愛者に関する表現を排除対象に含めないと最近の投稿で述べた。
今回の方針転換は、中国でLGBT擁護派が勝利した数少ないケースだ。この週末には、同性愛者が広いカテゴリとしてポルノに関連づけられたことに抗議して、ハッシュタグ「#我是同性恋」(私は同性愛者だ)をつけたユーザーの投稿が新浪微博に殺到した。こうした活動が中国政府の注意を引いたとみられ、South China Morning Postによると中国共産党機関紙の人民日報は、同性愛者に対する寛容を促しながらも、下品なコンテンツは性的指向と関係なく排除されるべきだと報じたという。
4億人近いユーザーを有する新浪微博は、中国で最高レベルの人気を誇るウェブサイトで、米国での時価総額は現在約250億ドル(約2兆7000億円)に達する。
新浪微博にコメントを求めたが、回答は得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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