高価格な凄いVR用のヘッドマウントディスプレイ(HMD)は筆者の手におえる世界ではないが、筆者も自宅ではPSVRとGalaxyスマートフォン向けの「Gear VR」を使い、ひとりで没頭して遊んでいる。どうしてもまだ今のところ、コンシューマ市場ではVRってのは孤独な趣味の域を出ていない。
一方、国内外のアウトドア環境ではTHETAやInsta360 Airで撮影した360度映像を撮影後すぐに簡易的な”なんちゃってVR”を友人たちと一緒に楽しんでいる。
屋内で360度映像を個人的に楽しむ時や、極めて少人数でVRコンテンツや360度映像の共有体験をするには、ガッチリとホールドできる大袈裟なHMDタイプのモノが良いが、入れ替わり立ち代わりいろんな人が今撮影したばかりの映像を楽しむには、脱着に時間がかかったり、皮膚との密着性が高かったりするため、通称”忍者マスク”の必要性を感じる人が居たり、なかなか面倒だ。
そんな時に圧倒的に真価を発揮するのが、伝統的な眼鏡型の簡易VR眼鏡だ。THETAやInsta360 Airで撮影した360度映像を観た周囲の体感者に聞いても、(1)単にスマホで観る、(2)簡易VR眼鏡で観る、(3)HMDで観るの三者。一番差を感じるのは、(1)と(2)だと言う意見が圧倒的に多かった。
そんなわけで、筆者は鞄の中に360度カメラと簡易VR眼鏡を常備している。雑誌のオマケからネットで購入したものまで、人に差し上げたモノまで含めると既にそのコレクションは10台を超えているが、そんな簡易VR眼鏡のコレクションに新しい一品「キャラメルVR」が加わった。
名前はどことなく”二層のキャラメル”に由来するのかとも思ったが真相は分からない。従来から愛用している簡易VR眼鏡と同様、折り畳み型の組み立て式だ。従来、筆者が気に入って愛用していたモノとの最大の違いは、レンズを守る専用ケースが初めから考慮されていることだ。このケースのおかげで鞄の中に気にすることなく放り込める。従来は使い終わると毎回ポシェットに収納していた。
組み立て方も極めて簡単だ。スクエアな専用ケースから本体を引き出し、片側のレンズ部分を持って開くと、ギアの働きでもう一方のレンズ部分も同じように開き一直線上になったところで停止する。あとは、ケースに印刷されているQRコードをスマホで読み取り、Playストアに行き、Cardboardのアプリをインストール、ビューワーのペア設定を行いプロファイルを設定すれば終了だ。
Cardboard系のアプリに関してはかなり完璧だ。スマホの取り付けもスマホの横幅に合わせてスプリング式のホールドアームを引き出すだけ。これも極めてスムースで、筆者のようにスマホにプロテクトケースを取り付けていても極めてイージーだ。
個体差かもしれないが、少しだけ残念なのは、全く左右対称に見えるケースながら簡易VR眼鏡の収納時には向きを注意しないといけないことだろう。何はともあれ、過去入手したどの簡易VR眼鏡より素晴らしいことは事実だ。キャラメルVRで360度カメラのアウトドアでの撮影&プレイバックの頻度がますますアップしている昨今だ。
製品名 | 購入 | 価格 |
---|---|---|
キャラメルVR | Amazon.co.jp | 980円 |
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