米ビール大手のモルソン・クアーズは、「ミラー」ブランドのプレミアムビールを日本市場に投入する。週末の夜に、繁華街で盛り上がる20〜30代の男性をメインターゲットに、ブランドの浸透を図る。5月7日から、全国の小売店や飲食店、クラブなどで販売を開始し、2018年末までに100万本の販売を目指す。
販売する商品は「ミラージェニュインドラフト」。米国のビールブランド「ミラー」シリーズの高価格帯商品で、世界70カ国以上で販売している。日本では1986年から代理店が販売していたが、2017年6月に販売を終了していた。今回、低アルコール飲料「ZIMA(ジーマ)」などの販売を手掛ける、日本支社のモルソン・クアーズ・ジャパンが販売を担う。
モルソン・クアーズ・ジャパンの齊藤幸信社長は「日本市場における認知度は低いが、イメージがないことを逆手にとって、一からブランドを立ち上げていきたい」と意気込みを語った。20年までに国内の海外ビール市場でシェアトップ3入りを目指す。
ターゲットとして狙うのは、週末の夜の街で活発に消費をする20〜30代の男性。主要都市の繁華街を中心に、「ZIMA」の販売で関係を築いたクラブやバーなどに販路を広げる。東京では、ターゲット層が集まりやすい六本木、銀座を中心に、毎週金曜の夜にイベントなどを実施。ブランドイメージを構築していく。
ミラージェニュインドラフトは355ミリリットル入りの瓶の生ビール。すっきりと軽く、苦みが少ない味わいが特徴で、アルコール度数も4.5%と低め。希望小売価格は278円(税別)。
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