4月16日の東京株式市場で、ニュースのキュレーションサービスを運営するGunosy(東証1部)が値幅制限の下限(ストップ安)となる前営業日比500円安(−20.5%)の1934円に下げ、年初来安値を更新した。値下がり率は全市場で2位。
前営業日(13日)の取引終了後に発表した2018年5月期 第3四半期(17年5月〜18年2月)の連結決算で、最終利益が前年同期比1.2%減の8億8100万円に減益となった。主力サービス「グノシー」のアクティブユーザーが伸び悩んだ影響で、広告サービス「Gunosy Ads」が不調だったことが響いた。
広告予算が100万円以上の大口顧客が減少したことや、目標とするKPIを達成できず、フリマアプリの横断検索サービス「Bazzary(バザリー)」から撤退することも明らかにしていた。
KDDIと共同で提供するニュース配信アプリ「ニュースパス」や、女性向け情報アプリ「LUCRA(ルクラ)」は好調に推移し、売上高は40.1%増の78億7800万円、営業利益は26.2%増の13億7000万円に拡大したが、市場は厳しい見方を示したようだ。
Gunosyは今後、「グノシー」のアクティブユーザー数の再成長に向け、ライブ動画の配信サービスに注力するとしている。
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