「経営に近い」職種では待遇への満足度が高い――就職・転職サイト「Vorkers」がまとめた「待遇の満足度」についての調査でこんな結果が出た。
待遇への満足度が高い職種の1位はCIO(最高情報責任者)・CTO(最高技術責任者)。2位にCFO(最高財務責任者)・コントローラー、3位に弁護士・弁理士――と続いた。
トップ10にランクインした職種をみてみると、経営層や会社経営のコアに携われるコンサル業やマネジメント業などがほとんどで、「経営に近い」職種では待遇への満足度が高いようだ。
9位に入ったデータアナリスト・データサイエンティストは、AIの普及に伴い優秀な人材確保のために待遇が向上した。
最下位(129位)は「Webコーディング」で、警備員(128位)、「整体士・マッサージ」(127位)が続く。「デザイナー(Web)」も121位だった。
過去5年間における待遇の満足度推移では、メディカル(専門職)とサービス・小売・運輸・その他を除くおおむねすべての職種で満足度が上昇傾向に。給与水準の引き上げや長時間労働抑制の動きなどが満足度を引き上げたと考えられる。
調査は2017年に「Vorkers」の会社評価レポート上で収集した6万5750件の回答と、2013年から2017年までの21万7730件の回答を対象に実施した。
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