離れた場所にいるバーチャルYouTuber同士が同じ画面で配信できるツールを、VRコンテンツの企画開発を手掛けるアルファコードが「第4回 先端デジタルテクノロジー展」(東京ビッグサイト、4月6日まで)に出展している。まだ正式名称が決まっていない初お披露目のもので、同社の担当者は「強いて言えば、バーチャルYouTuber制御システムのようなもの。YouTubeを始めとするさまざまなプラットフォーム上で使える」と話す。
「誰もが手軽にバーチャルYouTuberになれる」とうたうツールで、PCとWebカメラを連動させることでユーザーの表情を認識し、笑う、怒る、泣く、目を閉じる、しゃべる、しかめっ面をするなど、画面上のキャラクターの表情が変化する。奥行きもあり、体の傾きなども検知する。デモでは「いらすとや」のイラストを使っていたが、3Dのモデリングデータも利用可能という。
離れた場所にいるバーチャルYouTuber同士を最大3人まで同じ画面に収められるのが特徴。それぞれのPCでサーバを立て、配信用PCをクライアントにしてIPを共有すると、1つの画面で3人のキャラクターが共演できる。背景も自由に選べる。
また、PCにつなげたゲーム用のコントローラーで操作すれば、あらかじめ設定しておいたエモートアクションを利用できる。悔しがる、白旗を振るなどさまざまなアクションをボタン1つで行える。
ツールの提供方法や対象ユーザー、マネタイズなどはこれから検討する。同社の担当者は「IP(知的財産)を持っている会社や声優プロダクションなどと協力し、プロモーション映像を配信するなどの可能性はある」と説明する。
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