米Facebookは4月5日(現地時間)、拡張現実(AR)プラットフォーム「AR Studio」の新機能「AR Target Tracker」を発表した。ポスターなどの現実世界のオブジェクトの画像やQRコードにiPhoneやAndroid端末のカメラを向けると、関連する映像が表示される。
まだクローズドβの段階だが、米Walt Disney Picturesの「A Wrinkle in Time」と米Warner Bros.の「Ready Player One」(邦題:レディ・プレイヤー1)の2本の映画ポスターでこの機能を試せる。
同様の機能は他社も開発しているが、AR Target Trackerにはそれらと一線を画す2つの特徴があるという。1つはその品質の高さで、もう1つは幅広い端末で利用可能なことだとしている。iPhoneであれば「iPhone 5s」から、Androidであれば2012年発売端末から利用できる。
FacebookはAR Target Trackerで目指すのは、画像や場所と連携する「persistent(持続する) AR」という。ビジネスはこの機能を様々なプロモーションで活用できるとしている。
例えば、映画会社であればポスターで世界中で同じAR体験を提供できるし、レストランやショップであれば店頭の画像でシェフの様子やファッションショーを見せることで店内に人を誘導できる。
AR Target Trackerは、今春中に開発者に提供を開始する計画だ。
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