Microsoftは米国時間3月29日、「Microsoft Excel」に地理データ型と株価データ型を追加すると発表した。これらのデータ型を、まず「Office Insider」プログラムの参加者に向けて提供し、テストを実施した後、商用アカウントを持つ、「Office 365」のサブスクリプションユーザーに向けて数カ月かけて展開していく。対象言語は当面、英語のみとなっている。
現在のところ、Excelは数値と文字列をサポートしている。同社のアプリケーションやサービスが「Microsoft Knowledge Graph」と連携するようになるとともに、この種のアプリはより高機能になり、さまざまなタスクをこなせるようになってきている。
Office 365のエコシステムマーケティング担当責任者であるRob Howard氏によると、「Satori」という開発コード名で呼ばれているKnowledge Graphは、大きく進化してきており、こういったクラウド接続型のナレッジグラフ接続が、AIを活用したと同社が語るこれらの新しいデータ型を支えているという。
新たに導入される地理データ型は、州や国だけでなく、郵便番号や都市もサポートしている。また、株価データ型にはティッカーシンボル(銘柄記号)や企業名が含まれており、最新の株価を取得することもできる。Microsoftの戦略は、より豊富な機能を持ったデータ型をExcelに順次追加していくというものだ。
Microsoftの関係者は、将来的に販売データや顧客関係管理(CRM)データといった企業が持つ情報もデータ型としてサポートしていく可能性があると述べたが、実現する時期などについては明らかにしていない。
提供:Microsoft
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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