Amazon.co.jpは2月22日、同社が提供するスマートスピーカー「Amazon Echo」シリーズの読み上げ機能(Text to Speech機能:TTS)に、同ストアが提供する電子書籍「Kindle本」を読み上げる機能を追加した。
Text to Speechに対応する書籍が対象
これにより、Kindleストアで本を購入したユーザーや、Kindle Unlimited、Prime Readingの読み放題サービス利用者は、読み上げ機能に対応している文芸書やビジネス書などの書籍を対象に、「アレクサ、本を読んで」などとAmazon Echoに呼びかけるだけで、本の読み上げが楽しめるようになる。なお、Alexaに対応した他社のスマートスピーカーでもKindle本の読み上げ機能が可能。
読み上げの操作は、「アレクサ、止めて/再開して」や「アレクサ、早送り/早戻しして」、「アレクサ、次の章/前の章に行って」など、呼びかけで操作できる。就寝前には「アレクサ、○○分/時間でスリープタイマーを設定して」とタイマーをセットすることも可能だ。
読み上げ機能に対応しているのは、Kindle本の「銀河鉄道の夜」(宮沢 賢治/青空文庫)、「変身」(フランツ・カフカ/青空文庫)、「なるへそ」(池井戸 潤/Kindle Singles)、「仕事は楽しいかね?」(デイル・ドーテン/きこ書房)など。絵本や写真集、マンガ、グラフィックノベル、アダルト商品などは読み上げ機能の対象外となる。対応コンテンツについては、Alexaアプリまたは、本の商品詳細ページで確認できる。
同社では、読み上げ機能により、読書家に限らず、本から遠ざかっていた人や読書を新たに始めようとした人を応援するとともに、視覚障害者の方の読書へのアクセシビリティを向上させ、より多くの利用者に電子書籍を気軽に楽しめる環境を提供するとしている。
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