「日本の高齢者は、自動運転に対して非常に前向きであることが分かった」――4月17日にインテルが都内で開催した説明会で、英国経済誌「The Economist」の調査部門エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)のエディターである近藤奈香さんはこう話した。
近藤さんは「アメリカなどとは逆に、日本では(若い人より)高齢者の方が自動運転に対して前向きだ」と話す。日本で「自動運転車を購入したい」と考えている40歳未満の人は45%に対し、60歳以上の人は約50%だったという。
この結果について近藤さんは「日本人の自動車の国産ブランドに対する信頼感が影響している」と分析する。「自動運転技術はどのような企業が担い手となるべきか」という問いに「伝統的自動車会社」を挙げた日本の消費者は76%。自国に大手自動車メーカーを持つアメリカ(47%)やドイツ(48%)と比べてもメーカーを信頼する傾向が強く、海外から日本の特徴の1つと捉えられているという。
「少子高齢化社会で、従来から強い自動車社会を持つ日本で、自動運転車がどう導入され受け入れられていくのかは、世界からも高い注目を集めている」(近藤さん)
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