まさに世界最強!
意外と、携帯電話が圏外になる場所っていまだにあったりするんですよね。タフなアウトドア派はもちろん、海外にまで足を伸ばす人にとっては、やはりどこでもつながる衛星電話って魅力的な通信手段だったりします。
いっぽう、衛星電話はいまだに初期の携帯電話かと見まがうほど。ただ「通話ができます」という最低限の機能しか搭載されていないモデルばかりです。
そんな衛星電話の世界にも、ついにスマート化の流れがやってきました。ドバイで開催された発表会で、Thuraya Telecommunications(スラーヤ・テレコミュニケーヨンズ)は、AndroidをOSに採用した衛星電話の「Thuraya X5-Touch」を初披露。GSM通信(2G/3G/4G)とのデュアルSIMでの同時待ち受けが可能で、携帯電話が圏外になったら、自動的に衛星電話でコネクションを維持し続ける仕様に!
Thuraya TelecommunicationsのAhmed Al Shamsi CEOはリリースの際、こんなふうに語っています。
長年の衛星電話の開発における成功経験を活かしつつ、新たな開発を進めて、より顧客にとって必要とされるインタラクティブなエクスペリエンスの実現が可能となりました。Androidプラットフォームにより、すでにThuraya X5-Touchで使える非常に多くのアプリがそろっているばかりか、開発者たちは顧客のニーズに合ったアプリを簡単に作りあげ、カスタマイズできるようになっています。
5.2インチのフルHDディスプレイが備わったThuraya X5-Touchは、前面にも背面にもカメラを装備しています。ごく一般的なタッチスクリーンのAndroidスマホとして利用可能ですよ。と同時に、ゴリラガラスでIP67準拠の防塵防水性能があるうえに、GPS、Glonass、BeiDouによる衛星測位システムに全対応と、世界中どこへ行っても使い続けられる衛星電話スマホに仕上がっていますよ~。
都市部を離れると、普通の携帯電話なら圏外になってしまう砂漠地帯を抱えるアラブ諸国で発表されたこの新モデル。どうせ衛星電話を買うなら、使い慣れたアプリを利用できるAndroidスマートフォンのほうがいいにきまっています。そのうち日本国内でも手に入るようになるのかもしれませんね。
Image: CISION PR NewsWire
Source: PR Newswire
(湯木進悟)
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