防水・防じんも、生体認証も、おサイフケータイも、フルセグもワンセグも、ハイレゾも対応している、わりと全部入りなarrows NX F-01K。ところが、かつてのarrowsシリーズは一部で外部USB機器に非対応な機種もあったりして、そんなとき筆者はUSBメモリとかUSB DAC(ポータブルアンプ)とかが使えず枕を涙で濡らしたこともあったとか、なかったとか。
でも、F-01Kはきちんと外部USB機器に対応しているので、USBメモリにデータをバックアップしたり、USB DACを使って音楽を高音質で聴いたりすることが可能だ。ただし、以前はUSB機器を接続すると自動で認識したが、最近では接続後に設定画面から操作しなければならない場合があるので要注意。「あれ? 対応していないのかな」なんて思い込んでしまう前に、「設定」→「便利機能」→「USB機器の検出」でUSB機器を使えるようにしよう。というか正直に言うと、筆者も最初、この操作が必要なことに気付かず、対応していないのかと思ってしまった。
F-01Kには、オンキヨーのハイレゾプレーヤーアプリ「HF Player」がプリインストールされている。有料版と同等の機能をもっているので、ハイレゾ音源本来の音質での再生はもちろん、USB DAC経由での音声出力にも対応している。USB DACを使用したいときは、接続後に「USB機器の検出」を実行したあと、HF Playerを起動し、「再生デバイス選択」で「USBオーディオ」を選べば準備完了だ。
アイオーデータ機器の「CDレコ CDRI-LU24IXA」や、パイオニアの「BDR-XD07J-UHD」のような、スマートフォン対応のポータブルCDドライブも利用できる。F-01Kから専用アプリを介して音楽CDを再生したり、スマートフォンに楽曲を取り込んだりして(ハイレゾにはならないが)楽しめるもので、音楽CDを大量に所有している人のマストアイテムと言える。
その他、キーボードやマウスなど、使えるUSB機器はさまざま。試してみたところでは、USBから有線LANに変換するアダプターもあっさり認識し、有線LANでの通信も可能だった。手持ちのアダプターが100Mbps対応のものだったので、「ドコモスピードテスト」で計測したところ無線LANより遅い結果になってしまったけれど、有線LANしかないホテルなどで仕事をするときは、大容量ファイルのやりとりも遠慮なくこなせそうだ。
それ以外には、Android端末とUSBケーブルで接続することで、端末間のファイル交換が簡単かつ高速に行なえたりもする。外部ディスプレイに映像出力するType-C→HDMI変換アダプターは残念ながら動作しなかったけれど、意外にできることの多いUSB接続。いつでも活用できるように、必要なケーブルや変換アダプターを常に持ち歩いている昨今である。
ケータイ Watchで全文を見る
0 件のコメント:
コメントを投稿