クレオフーガは3月2日、既存株主である広島ベンチャーキャピタル、新規株主としてスペースシャワーネットワーク、日本ベンチャーキャピタル、FFG ベンチャービジネスパートナーズ、トマト銀行、港京共創科技投資から、総額2.6億円の資金を調達したと発表した。また、スペースシャワーネットワークとの業務提携に向けた協議も開始したという。
同社では、音楽の使用ライセンスを売買できる音楽著作権プラットフォーム「Audiostock」を運営している。クリエイターは制作した音楽を登録して使用権を販売でき、売上に応じた印税が受け取れる。顧客は購入手続きをするだけで音楽の利用許諾が得られ、映像・ゲーム・アプリなどの商用コンテンツに組み込めるようになる。
著作権および、著作隣接権を一括して利用許諾を得られるため、著作権管理団体などへの申請も不要。音楽利用に際して、著作権処理に関わる手続きが簡単に行えることが特徴だという。同社によると、動画広告や動画コンテンツの増加にともない、順調に事業が拡大しているという。
今回の資金調達では、マーケティング活動やプロダクト開発体制の強化に取り組むという。また、コンテンツ面においては、レコーディングスタジオを同社オフィス内に開設。楽器の生演奏を取り入れた高い品質の楽曲を制作できる環境を整備するとしている。
さらに、機械学習・ブロックチェーン・AI作曲などの先端技術の研究会を社内に創設し、将来的な新技術を活用した音楽コンテンツ制作や音楽著作権管理など、事業展開を見据えた研究を出資者各社と連携して開始するとしている。
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