LINEは3月7日、コミュニケーションアプリ「LINE」において、決済・金融サービスを集約した「LINEウォレット」を、国内ユーザー向けに開始したと発表した。利用には、Ver.8.3.0以上のLINEをインストールする必要がある。
同社では、2018年1月に金融事業領域の強化を打ち出し、LINE上で仮想通貨交換や取引所、ローン、保険といった金融サービスの構築・提供をすべく「LINE Financial」を設立している。また、モバイル送金・決済サービス「LINE Pay」では、2017年に全世界での年間取引高が4500億円を突破。登録ユーザー数も4000万人を達成するなど、引き続き大きく拡大している。
今回、キャッシュレス・ウォレットレス社会が主流となりつつあることや、LINE Payユーザーから手間を短縮したいなどの要望があったことから、LINEアプリ内の「その他」タブを全面リニューアル。オンライン・オフライン問わず、LINEが商品購買・支払いなどのすべてのお金に関するゲートウェイとなるLINEウォレットを追加した。
なお、LINEウォレットの開始に伴い、お財布マークのタブが「ウォレット」タブとなり、「LINE Pay」が中核に設置され「LINE」の決済サービスとしての位置づけが本格化。また、「その他」タブの「友だち追加」や「設定」は、「友だち」タブの上部に移動している。
さらには、3月6日より開始した請求書のバーコードを読み込んで支払いが可能なサービス「LINE Pay 請求書支払い」も設置される。LINE Pay残高、「LINEポイント」、「LINEコイン」などがLINEウォレットに集約される。おすすめクーポン一覧も追加され、よりクーポンが探しやすくなったという。
同社によると、将来的には、さまざまなショップ・レストランなどのポイントカード・クーポンを統合的に管理するなど、LINEウォレットがあらゆるお金のやりとりの入り口となり、スマートフォン上のお財布としての役割を果たすことを目指す。
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