2018年3月3日土曜日

[ITmedia Mobile] 探してみよう! 3万円前後で買える「春スマホ」(キャリア実質価格編)

 春から始まる新生活に合わせて、携帯電話やスマートフォンの購入を考えている人は多いだろう。

 前回、大手キャリアが販売する実売価格3万円前後のオススメスマートフォンを紹介した。

 前回紹介した機種はほとんどがミドルレンジモデル。「ゲームをよくやるからもっとスペック高い方が良い」「カメラ機能がもとスゴいやつが良い」という人には、物足りないかもしれない。

 だが、2年間(3年間)の料金割り引き(「月々サポート」「毎月割」「月月割」など)を受けた後の実質価格ベースに考えれると視野が広がる。「割引期間中は機種変更を控える」「分割払い(割賦)での購入」という前提条件が付くものの、よりハイスペックなスマホを3万円前後の実質負担で利用できるのだ。

 そこで、今回は実質価格が3万円前後(最大で4万円台半ばまで)の大手キャリアのスマートフォンをテーマ別に紹介する。読者の皆さんの参考になれば幸いだ。

(記事中の価格は特記のない限り全て税込

記事を読むに当たっての注意点

 この記事は、以下の前提条件に基づいて執筆されたものです。あらかじめ一読の上、読み進めてください。

  • 実売(本体)価格について:キャリアのオンラインショップおよび直営店における販売価格を利用しています。その他の販売店では、実売価格が変わる場合もあります。
  • 料金割引と実質価格について:料金割引と実質価格は機種変更時の金額を利用しています。au(KDDI・沖縄セルラー電話)については「auスマートパス」に加入した場合の割引額をもとに実質価格を計算しています。

「とにかくハイスペック」が良い人にお勧めのスマホ

 「プロセッサ(CPU)のパワーがとにかく重要!」という人にオススメなスマホは、各キャリアが発売している「Xperia XZ1」だ。

オススメ:Xperia XZ1(NTTドコモ/au/ソフトバンク)

 Xperia XZ1は、どのキャリアのものもほぼ同一仕様。異なるのは「背面ロゴ」「プリインストールアプリ」「対応周波数帯(Band)」ぐらいなものだ。

Xperia XZ1 各キャリアの「Xperia XZ1」。左からドコモ向け(SO-01K)、au向け(SOV36)、ソフトバンク向け

 実売価格はキャリアによって異なり8万円弱〜9万円台前半だが、実質価格では各キャリアともに3万円台後半から4万円台半ばに収まる。具体的には以下の通り。

  • NTTドコモ:実売8万6184円→実質3万1104円(割引:2295円×24回)
  • au:実売9万720円→実質4万5336円(割引:1890円×24回)
  • ソフトバンク:実売:9万3120円→実質4万5120円(割引:2000円×24カ月)

 最大通信速度は各キャリアのトップクラス。プロセッサやOSも発売時点で最新のものを採用している。カメラでは「先読み撮影」で被写体の動きや笑顔を検知可能で、3D撮影も楽しめる。音質、画質でも‟ソニーならでは”とうたっているのもポイントだ。

「Xperia XZ1」の主な仕様
機種名 Xperia XZ1
メーカー ソニーモバイルコミュニケーションズ
OS Android 8.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 835/2.45GHz 4コア+1.9GHz 4コア
メインメモリ 4GB
ストレージ 64GB
ディスプレイ 約5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)液晶
バッテリー容量 2700mAh
アウトカメラ 約1920万画素
インカメラ 約1320万画素
サイズ 約148(高さ)×73(幅)×8.1(奥行き)mm
重量 約156g

「大画面」にこだわる人にお勧めのスマホ

 スマホの画面が大きいと、電子書籍は文字が見やすくなり、動画は臨場感が増す。大画面なスマホを探している人にオススメなのは、以下の機種だ。

オススメその1:M Z-01K(NTTドコモ)

 2017年冬モデル・2018年春モデルの中で、特に注目を集めた機種といえば、NTTドコモの「M Z-01K」だろう。5.2型の液晶を2枚搭載したこの機種の本体価格は9万2664円だが、2年間使った時の実質価格は4万2768円(割引:2079円×24回)となる。

M Z-01K M Z-01K

 2つの画面は、折りたたみ式。折りたたんで普通のスマホのように使うこともできるし、画面をつないで2160×1920ピクセルの6.8型ワイドディスプレイとして使うこともできる。さらに、それぞれの画面に別のアプリを表示して使うこともできる

 ちなみに、機構上の都合からカメラは1つしかないが、画面の切り替えでインカメラとしてもアウトカメラとしても使える。しかも2030万画素

 大画面のスマホを探しているのなら検討したい1台だ。

「M Z-01K」の主な仕様
端末名 M Z-01K
メーカー ZTE
OS Android 7.1
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 821/2.2GHz 4コア+1.6GHz 4コア
メインメモリ 4GB
ストレージ 64GB
ディスプレイ 約5.2型フルHD(1080×1920ピクセル)液晶×2
バッテリー容量 2700mAh
カメラ 約2030万画素
サイズ 約151(高さ)×72(高さ)×12.1(奥行き)mm(折りたたみ時)
重量 約226g

オススメその2:isai V30+ LGV35(au)

 先に挙げたZ-01Kはかなり個性的なスマホなので、手を出しづらい人もいるはず。そこで次にオススメしたいのがauの「isai V30+ LGV35(au)」だ。実売価格は8万8560円で、実質価格は4万4280円(割引:1845円×24回)だ。

isai V30+ LGV35 isai V30+ LGV35

 LGV35は6型のQHD+(1440×2880ピクセル)有機ELディスプレイを搭載しながらも横幅75mmの狭額縁設計となっている。大画面ながらも持ちやすいことが大きな魅力。

 また、アウトカメラはデュアル構成で、それを生かした撮影モードも備えている。

「isai V30+ LGV35(au)」の主な仕様
端末名 isai V30+ LGV35(au)
メーカー LGエレクトロニクス
OS Android 8.0
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 835/2.45GHz 4コア+1.9GHz 4コア
メインメモリ 4GB
ストレージ 128GB
ディスプレイ 約6.0型QHD(1440×2880ピクセル)有機EL
バッテリー容量 3300mAh
アウトカメラ 約1650万画素+1310万画素
インカメラ 約510万画素
サイズ 約152(高さ)×75(幅)×7.4(奥行き)mm
重量 約158g

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