ブロックチェーンや暗号通貨といった言葉が何を意味するのかよくわからない人のために、その意味を確認できる新たな情報源が登場した。それは、古き良き辞書だ。
辞書出版大手のMerriam-Websterが、「kombucha」(紅茶キノコ)や「life hack」(ライフハック)といった流行語を含む850の新しい見出し語をオンライン辞書に追加したのだ。
また、テクノロジや金融といった分野で注目されているトピックにも目を向け、「cryptocurrency」(暗号通貨)や「blockchain」(ブロックチェーン)、それに「initial coin offering」(新規仮想通貨公開。Merriam-Websterは、「ビットコインのようなデジタル通貨を初めて売り出すこと」と説明している)といった見出し語を追加。さらに、評価額が10億ドル(約1060億円)以上の新興企業について言及するときにベンチャーキャピタリストが使う「unicorn」(ユニコーン)という言葉も加わっている。
ブロックチェーンは、デジタル通貨(暗号通貨)であるビットコインを支える技術だ。ビットコインはこの1年で価格が大きく変動している。
ブロックチェーンは一種の台帳として機能する。オンライン取引が行われるたびにブロックが生成され、以前のブロックに追加されてブロックチェーンを形成するのだ。この台帳の情報は、1台のコンピュータで一元管理されるのではなく、取り引きに参加しているすべてのコンピュータで分散管理される。
また、ブロックチェーンは金融取引のためだけにあるのではない。オンラインでの食料品の注文が架空の注文でないことを確認したり、処方箋が偽造でないことを確認したりするなど、さまざまな目的で利用できる。
Merriam-Websterの辞書で「blockchain」や「cryptocurrency」について調べられるようになった。
提供:Aaron Robinson/CNET
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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