中国NetEase Gamesが開発・運営するスマートフォンゲーム「荒野行動」(KNIVES OUT)に著作権などを侵害されたとして、PC/Xbox Oneゲーム「PUBG」(PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS)開発元の韓国PUBG Corporationが米裁判所に対して、荒野行動の配信差し止めなどを求めて提訴したとする報道について、荒野行動の公式Twitterが4月8日、コメントを出した。
「『荒野行動』のサービスは継続する」とした上で、「荒野行動には、オリジナルの遊び方、設計、風景などがある」などと独自性をアピール。訴訟について詳細はコメントしていないが、「荒野行動のイメージを侵害するすべての虚偽提訴およびデマに対して、弊社はあらゆる法的措置を講じる権利を有している」とし、提訴などに対して争う姿勢を示している。
荒野行動は2017年11月にリリースされ、人気を集めているスマートフォン向けバトルロワイヤルゲーム。当初から「PUBG」そっくりなゲームデザインや操作性で話題になっていた。PUBGは17年3月にSteamで先行配信、12月に正式版が公開され、大ヒットしているバトルロワイヤルゲームで、スマートフォン版は未公開。
海外メディアの報道によるとPUBGは2日、NetEaseの「荒野行動」と「Rules of Survival」が自社の著作権などを侵害し、「回復不可能な被害を受けた」などとし、米カリフォルニア州の裁判所に対して、配信差し止めなどを求めて提訴したという。
このニュースが日本で伝わると、「荒野行動がサービスを中止する」とのデマが広がるなど、プレイヤーの間でも混乱が起きた。
荒野行動の公式Twitterは8日夜、「『荒野行動』に関する訴訟報道について」と題したコメントを発表。「これからも荒野行動のサービスを継続する」とした上で、「荒野行動を開発する過程では、たくさんの要素を組み込んでいる。オリジナルの遊び方、設計、風景等がある」などとオリジナリティをアピールしている。
さらに、「ネット上で荒野行動がサービス終了するというデマが拡散している。これは荒野行動のイメージを侵害する」とも。「荒野行動のイメージを侵害するすべての虚偽提訴およびデマに対して、弊社はあらゆる法的措置を講じる権利を有している」とし、提訴などに対して争う姿勢を示している。
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