日本発の囲碁ソフト「DeepZenGo」が過去に敗北したプロ棋士と三番勝負で争う「囲碁電王戦FINAL」の第2局(4月1日、韓国)が開催され、黒番のDeepZenGoがプロ棋士・朴廷桓九段に中押しで勝利した。2017年の「第1回ワールド碁チャンピオンシップ」で敗北した朴氏にリベンジを果たし、DeepZenGoとプロ棋士の勝負は1勝1敗になった。
終局後、DeepZenGo開発チームの加藤英樹さんは「(第1局に使った)最新のバージョンは不安定なところがあり、(第2局では)少し戻したのが勝因。1勝1敗に持ち込んだので、何が何でも勝ち越したい」と話した。
3月24日の第1局では、中国のミイク廷九段に敗れていた。第3局は4月7日、趙治勲名誉名人と対局する。
DeepZenGoは、日本最強とされる囲碁ソフトの1つ「Zen」の開発チームと、東京大学松尾研究室、ドワンゴなどが2016年3月から開発。17年3月には日本のトップ棋士、井山裕太九段を破った。ドワンゴは、16年に李世ドル九段に勝利したバージョンの「AlphaGo」の性能に追い付くという目標を達成したとして、DeepZenGoプロジェクトの終了を決めている。
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