ベネッセコーポレーションは4月20日、通信教育講座「進研ゼミ 小学講座」で、プログラミング学習教材を提供すると発表した。2020年のプログラミング教育必修化に対応。実際にプログラミングする前段階として、目的を実現するための手順を、試行錯誤しながら論理的に考える「プログラミング的思考」を育む。
専用の学習タブレット「チャレンジタッチ」や、会員専用サイト「チャレンジウェブ」で利用できる。小学講座の会員は、追加料金なしで学べる。
第1弾として、小学校4年生向けに「電気迷路エンジニア」(5月号)を提供する。プログラミング的思考を学ぶのに適するが、子どもが苦手意識を持ちやすい電気単元を楽しく学べるよう工夫したという。
具体的には、ロボットを動かす必要知識として、乾電池のつなぎ方による出力の違い(直列はパワーが出る、並列は長持ちする)の使い分けを学ぶ。ロボットをゴールへ導く手順を考え、途中で敵を倒す場合はパワーが必要と予測し、乾電池を直列に、ゴールまで距離が長い場合は持久力を要するため、並列につなぐ――というように考えさせる。
7月号では小学4〜6年生向けに、プログラミング的思考を「抽象化する力」「分解して理解する力」「順序立てて考える力」など5つに分け、小さな目標からクリアしていくスモールステップ方式を取り入れた教材「プログラミングワールド」を提供する。
実際のプログラミングでも必要な「条件分岐」や「繰り返し」を使ってロボットを操作し、その過程でプログラミング的思考のサイクルを定着させる狙いという。
今後、さらに発展的な内容を学ぶ教材(10月号)、学年別に教科の学びを深める教材(1月号)を提供していく。
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