思い出のケータイを振り返る連載。今回紹介するのは、NTTドコモのシャープ製ケータイ「mova SH251i」です。
2002年に発売されたSH251iは、movaで初めてカメラ機能を搭載したケータイです。
現在では当たり前となっているカメラ機能ですが、2000年に始まったJ-フォン(現・ソフトバンク)の写メール機能が爆発的ヒットとなり、auとドコモも追随する形でカメラ機能を搭載。さらには世界各国のケータイにも波及していきました。
当時のmovaのシステムでは、メールに写真を添付できませんでした。そのため、この機種の発売に合わせて「iショット」サービスを新たに開始し、サーバからダウンロードする形でiモードケータイで写真を閲覧できるようにしていました。PCや他社の対応ケータイには写真が添付されたメールが届く仕組みになっていました。
背面には正方形に近いサブ液晶を搭載していて、「自撮り」にも利用できました。従来のケータイでは、サブ液晶に細長いタイプを採用していましたが、それ以外のサブ液晶を採用するのは業界初のことでした。
また、カメラの横には、ケータイ初の撮影用ライトを搭載しているなど、カメラ機能に関する「初モノ」が多く盛り込まれたケータイでした。
「mova SH251i」の主な仕様
- 発売日:2002年6月1日
- キャリア:NTTドコモ
- メーカー:シャープ
- サイズ:約49(幅)×98(高さ)×25(奥行き)mm
- 重量:約115g
- メインディスプレイ:2型(120×160ピクセル)TFT液晶 6万5536色
- サブディスプレイ:0.9型(72×64ピクセル)STN液晶 256色
- アウトカメラ:有効約31万画素CCD
- ボディーカラー:フュージョンシルバー、コンフォートピンク
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