ソフトバンクは、19日朝から9時間にわたって固定電話につながりにくいなどの状況になった通信障害について、約67万人に影響したことを明らかにした。
ソフトバンクは2月22日付でお詫びを掲載した。それによれば、同社が2月18日に固定音声網の中継区間の設備増強工事を行ったところ、他事業者への中継機器に不具合が発生し、2月19日9時30分から18時44分までの間、23区以外や離島を含む、東京の一部のエリアの固定電話と通話がしづらくなる通信障害が発生した。
ソフトバンクの携帯電話から、東京の影響を受けたエリアにある固定電話に電話をかけた場合に利用しづらい状況だったため、ソフトバンクの携帯電話のユーザーは、発信した場所に関係なく影響を受けた形。他事業者を含めた携帯電話間の通話に影響はなかったとしている。
ソフトバンクの固定電話サービス「おとくライン」についても、発着信がしづらい状況だった。「おとくライン」同士は、当初は利用しづらかったものの、比較的早期に事象が解消したという。
ソフトバンクでは、障害発生時のユーザーへの迅速な報告体制、ネットワークの安定的な運用に向け取り組みを強化、全力を挙げて取り組んでいくとしている。
通信サービスの事故については、総務省に報告する基準が電気通信事業法などで定められており、今回のソフトバンクの通信障害は9時間以上、約67万人に影響したという規模から、最も重い「重大な事故」に該当すると考えられる。ソフトバンクでは、関連省庁への報告は随時行っているとしている。
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