Intelは米国時間4月30日、「Saffron AI」プラットフォームの新たなバージョンとして、製造業界やソフトウェア、航空業界の企業における製品品質の向上とサプライチェーンの最適化を支援するスイート「Intel Saffron AI Quality and Maintenance Decision Support Suite」の提供を開始したと発表した。
同スイートは、複雑な製造事業や航空事業に携わる技術運用チームが抱える問題をより迅速に解決するための、人工知能(AI)を活用した包括的なソフトウェアアプリケーションパッケージだという。
Saffron AIプラットフォームは、Intelが2015年に買収した、認知コンピューティングプラットフォーム企業Saffronのテクノロジを活用している。同テクノロジは現在、IntelのIoTやビッグデータ、セキュリティ関連の取り組みで用いられている。
Intelによると、この新しいソフトウェアスイートでは構造化/非構造化テキストデータから隠れたパターンやトレンド、類似点を浮かび上がらせるために、連想記憶を活用した学習や推論といったSaffronのAI技術を用いているという。
これは、過去の問題に関する洞察(例えば問題をどのように解決したか、誰が解決したのか、どのような情報が必要だったのかなど)を、訓練の必要な静的なモデルに頼らずに浮かび上がらせることで実現されている。Intelは、このシステムによって解決策の決定をより迅速化できるようになるとともに、製品の質を向上させ、より良いメンテナンス計画の立案やサプライチェーンの最適化を実現できるようになると述べている。
IntelでSaffron AI Groupのバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーを務めるGayle Sheppard氏は、「Accenture、大手航空機メーカーなどの顧客、そしてIntelもこれまでにIntel Saffron AIソフトウェアから非常な大きな価値を得ている」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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