マーケティングオートメーション企業のMarketoが、2017年8月に発表したGoogleとの提携を活かした最初の製品に取り組んでいる。同社が米国時間4月30日に発表した「Marketo AudienceAI」と呼ばれるプログラムだ。AudienceAIは、MarketoのプラットフォームをGoogleのインフラおよびAIツールと組み合わせた製品で、ターゲットオーディエンスを拡大したいマーケターを支援する。
Marketoは、2016年にプライベートエクイティファンドのVista Equity Partnersに17億9000万ドルで買収され、非公開企業となっている。同社は今回発表したプラットフォームについて、データの中に眠ったまま使われていないオーディエンスセグメントを活用するためのツールで、人工知能(AI)を利用してマーケターの予測、パーソナライズ、パフォーマンスを向上させるとアピールしている。
AudienceAIは、Googleのデータ分析ツールや機械学習ツールを利用することで、マーケターのデータベースから適切な類似オーディエンスを見つけ出し、電子メール、ウェブ広告、Facebook広告などを使ったマーケティングキャンペーンのリーチを拡大できるようにする。
具体的には、あるキャンペーンが効果を発揮する可能性が高そうな顧客の連絡先を見つけ出すことで、コンバージョン、収益、ROIの拡大を実現する。Marketoによれば、このプラットフォームは規模の拡大が容易なうえ、データサイエンティストを必要としないという。
Marketoはまた、BtoBのマーケティングアトリビューションおよびプランニングソフトウェアを手がけるBizibleを買収することも発表した。買収の金銭的条件は非公開だが、Marketoによれば、同社がこれまで手がけた中でも最大規模の買収だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanで全文を見る
0 件のコメント:
コメントを投稿