近畿大学が、AI(人工知能)がSNSの投稿内容を分析し、その人の性格に似た本を紹介する機能をスマートフォン用アプリ「近畿大学アカデミックシアター」(iOS/Android)に追加した。同大の学生以外も利用できる。
2017年6月に、同大の図書館施設「近畿大学アカデミックシアター」で提供開始した書籍診断コンテンツの進化版。TwitterやFacebookと連携させると、過去の投稿内容からその人の性格を分析。これまで提供していた「潜在的興味に一番合致する本」の提示に加え、ジャンルごとに複数の「似た性格の本」を検索できるようになった。同施設内にある約7万冊の本が対象。
性格の特性を表すモデルとして、1980年代に米国の心理学者ゴールドバーグが指摘して注目を浴びた「ビッグファイブ理論」を活用。「開放性」「誠実性」「外向性」「調和性」「神経症傾向」の5因子を数値化し、性格を分析する。数値化されたグラフは手動で調整可能で、SNSアカウントを連携しなくても診断シートの質問に回答することで性格を分析できる。
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