2018年3月31日土曜日

起業家支援ネットワーク「エンデバー」とみずほ銀行が連携へ

 みずほ銀行は3月30日、起業家支援団体「Endeavor」の日本法人であるエンデバー・ジャパンとのパートナーシップの締結を発表した。有望なイノベーション企業の海外展開支援や、世界進出を目指す起業家のエコシステム活性化を目指す。

 Endeavorは、起業家へのメンタリングや資金調達の支援を通じて、世界経済の中長期的な成長に貢献する起業家を支援する非営利組織。1997年に米国で設立され、2016年11月にはエンデバー・ジャパンが設立された。現在、日本ではWHILL、Sansan、ラクスル、ユーザベース、セブンドリーマーズの5社が「エンデバー・アントレプレナー」として支援を受けている。

「Endeavor」のウェブサイト

 一方のみずほ銀行は、2016年11月に設立したアクセラレーション会員制サービス「M’s Salon」を中心に、イノベーション企業への支援を積極的に行ってきた。M’s Salonでは、優れた技術やアイデアを持つイノベーション企業が直面する、さまざまな経営課題の解決や成長の加速化に資するサポートを行っており、会員数は現在1800社以上に拡大しているという。

 今回のパートナーシップ締結により両社は、グローバル展開を目指すM’s Salon会員企業に対するエンデバー・ネットワークを活用した人材育成や、メンタリングなどの支援コンテンツの提供、顧客基盤を生かした有望なイノベーション企業の発掘における連携、起業家・イノベーション企業への支援ノウハウに関する情報交換などを進めるとしている。

 なお、エンデバー・ジャパンは2017年11月には、起業家にフライトチケットを支援するANAの「BLUE WING」と提携している。BLUE WING プログラムは、利用者が飛行機で移動したり、マイルを寄付したり、SNSでシェアしたりすることで、起業家のフライト代を支援する独自プログラムで、連携プロジェクトは2017年11月〜2018年3月末まで実施されている。



CNET Japanで全文を見る

0 件のコメント:

コメントを投稿