米クラウドストレージサービスのDropboxは2月23日(現地時間)、米証券取引委員会(SEC)に新規株式公開(IPO)の登録書を公開で提出した。5億ドルの調達を目指し、NASDAQに上場する。ティッカーは「DBX」。
Dropboxは2007年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くクラウドサービス企業。サービス開始の2008年から10年目のIPOになる。登録ユーザーアカウント数は2016年3月時点で5億人以上と発表している。
同社は昨年10月にブランドデザインとロゴを刷新し、株式公開をうわさされていた。
未完の登録書によると、同社はサービスを180カ国以上で提供しており、登録ユーザー数は5億人以上。ただし、1人で複数のアカウントを登録しているユーザーが多い。有料サービスのユーザーは、2015年は650万人、2016年は880万人、2017年は1100万人と、緩やかながら増加している。2017年12月の時点で、50万以上の開発者がDropboxを使ってアプリを構築している。
まだ黒字にはなっておらず、2016年は2億1020万ドルの、2017年は1億1170万ドルの赤字だった。売上高は過去3年間増加しており、2017年は11億ドルだった。同社は将来予測についての項目で「われわれは純損失を続けており、将来コストが増加すると予想している。収益性を達成、維持できない可能性がある」としている。
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