ゆるい連載「Googleさん」、久しぶりにスマートスピーカー「Google Home Mini」とその頭脳であるAIアシスタント「Googleアシスタント」の話です。
ある日(2月22日のこと)、うちのGoogle Home Miniをふと見るとぽちっと1つだけLEDがついています。
何かのエラーかな? と思って日本語ヘルプページを見ても、該当する説明はありません。でも、英語のヘルプページにはありました。やっとGoogle Homeで日本語でもリマインダーが使えるようになったのでした。
これまでは、Miniのアラーム機能(指定した時間にアラーム音を鳴らす機能)をリマインダーのように使っていました。例えば「月〜金の朝5時45分にアラーム」でモーニングサテライトの時間にアラームを流してましたが、今週からはこれをリマインダーに変えます。リマインダーはなぜか曜日指定ができませんが、アラームほど音がうるさくないし(「ぽぺちょ〜ん」と1回鳴るだけ)、音が鳴ったときにそばにいなくてもLEDが付いたままになるので気が付きます。何をリマインダーにセットしたか忘れていても「ねえGoogle、どしたの?」と聞けば、セットした内容を言ってくれます。
リマインダーは、Google Homeの機能ではなく、Googleアシスタントの機能です。Androidスマートフォン上のGoogleアシスタントやInbox(Googleのメールアプリ)では以前から使えています。Miniが1つ目LEDで知らせてくれていたのは、Androidスマートフォンで設定しておいたリマインダーでした。
このリマインダー、英語では時間の設定のほかに、場所の設定もできます。場所の設定というのは、搭載端末が指定した場所の近くに行くと、リマインダー通知が出るようにすることです(端末の位置情報を有効にしておかないと使えない)。例えば「家に帰ったらごみをまとめる」とか。
Googleアカウントでは、「自宅」と「職場」の2カ所の住所を登録しておけます。Googleマップの乗換案内機能を使うときなどに便利です。
米国では近いうちに、Google Homeで設定した場所のリマインダーを、スマートフォンで通知してくれるようになります。スーパーの住所を登録できるとしたら、キッチンで料理していてバターがもうすぐなくなるのに気づいたら、手が粉だらけでもGoogle Homeに向かって「スーパーに行ったらバターを買うってリマインダーを設定」とお願いできるわけです。
Google Homeのリマインダーが告知なしに日本でもできるようになっていたのだから、もしかして場所での通知もいつのまにかローカライズされてたりして、とスマートフォンのGoogleアシスタントの「アシスタントの機能を検索」で「リマインダー」を検索してみたら、以下の画面になりました。おお、「希望する時間や場所で」と書いてある。
結論から言うと、行きつ戻りつしてなんとか「職場」をリマインダーの場所として設定できました。
ただ、私はGoogleアカウントで自宅の住所も登録しているのに自宅を場所として指定できなかったり、音声でのリマインダー設定では場所を選ぶプロセスがなかったり、まだちゃんと使える状態ではありません。
Googleのサービスは、発表段階では米国でのみ利用可能になった新機能がしばらくしてからにょろにょろ、という感じで日本でも使えるようになることが多いですが、AIについてはそれが顕著な気がします。マルチリンガルになるのもいつの間にか、なのでしょう。それはそれで、偶然発見したような気がして面白いです。
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