汚名返上あるか。
個人情報スキャンダルで延期されてしまった、Facebook(フェイスブック)のスマートスピーカー製品。しかし海外報道によれば、このスマートスピーカーは今年10月にも発売される可能性があるかもしれないのです。
台湾紙のDigiTimesによれば、Facebookはスマートスピーカーの量産を従来の予定通り2018年6月に開始します。そして製品出荷は若干遅れて10月に予定されているそうです。また生産量については2018年分は20%カットされ、2019年分は変更もなし。これは、発売の遅れが影響していると見ていいでしょう。
もともとFacebookは、5月に2機種のスマートスピーカー製品「フィオナ(Fiona)」と「Aloha(アロハ)」を発表する予定でした。これらはどちらもLGの15インチディスプレイを搭載しており、製造には台湾の電子機器製造業者ペガトロンが独占的に関わります。またこのうちアロハは上位バージョンとして、ディスプレイ位置の調節機構が搭載されるとしています。
Facebookのスマートスピーカーについては特許からもその存在が確認されており、たしかに本体にディスプレイを搭載しているようです。さらに独自プロセッサの搭載も噂されており、かなり高度なAI(人工知能)機能が実現されるのかもしれません。
個人情報というセンシティブな情報を流出させたFacebookにとって、家庭内で利用されるスマートスピーカー製品のリリースはかなり高いハードルとなるでしょう。正直10月というリリースタイミングはいろいろと早いような気もするのですが、やはり拡大するスマートスピーカー市場に乗り遅れたくないという思惑があるのでしょうか?
あとウェイクワードが気になりますね。「フィオナ」と「アロハ」だと統一感がないですし、「ヘイ、フェイスブック」みたいなものになりそうな予感。
Image: Getty Images
Source: DigiTimes
(塚本直樹)
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