2018年4月19日木曜日

Appleマガジン、もしスタートしたら月額1,000円払える?


うーん。

1年に有料ニュースサブスクリプションサービスを始めると報道されたApple(アップル)。Appleが提供する有料ニュース、有料マガジン、いくらなら加入しようと思いますか?

Appleが、サブスクリプション型雑誌アプリTextureを買収したのは先月のこと。ニュースアプリで何するの?と思いつつ、以前のAppleでも似たような動きがありましたよね。2014年に30億ドルで買収したBeatsです。この買収から、Beats MusicをApple Musicという一大サービスへと変化させました。今や、Apple Musicの月間会員は3600万人に成長しています。つまり、ニュースアプリの買収は、独自のコンテンツ配信ビジネスへの足がかりというわけ。

iOSにはすでにニュースアプリ「Apple News」がありますから、Texture買収をきっかけにApple Newsを刷新し、サービス拡大を狙うのでしょう。さすれば、iCloud、Apple Music、強化されたApple Newsという3つのサブスク型サービスの展開で、MacやiOSという仕組みのなかで、多くのことが完結するようになります。ここで、気になるのがサービスの価格。Apple提供の有料サービスにすべて加入すると、いくらかかるのでしょう。

Apple Musicが月額9.99ドル(約1,000円)。iCloudも(2TBの場合)月額9.99ドル。買収されたTextureも、月額9.99ドルだったことから、Appleの新ニュースサービスも月額9.99ドルの可能性は大。すると、全部でひと月約30ドルをAppleの有料サービスに費やすことになります。さらに、有料動画ストリーミングサービスの噂もありますから、もしかしたら4サービスで月額40ドルの可能性も。こうなってくると、セット割引がほしくなります。

しかし、本当に重要なのは月額9.99ドルという価格ではなく、コンテンツに9.99ドルの価値があるかどうかということ。無料では読めないニュース、ほかでは読めないニュースがあってこその9.99ドルでしょう。ニュースにお金を払おうという人は、すでに他社サービスにも加入しているはず。そんな彼らに追加で加入してもらう、または乗り換えてもらうには、それ相応の限定コンテンツを期待せずにはいられませんね。


Image: Alex Cranz/Gizmodo US
Source: Bloomberg

Sam Rutherford - Gizmodo US[原文
(そうこ)



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