2018年3月29日
KDDIはこのたび、オープンソース実装による仮想ネットワーク構築・運用プラットフォームとして業界標準の地位を確立しつつあるONAP (Open Network Automation Platform) などの開発プロジェクトを運営するLinux Foundation Networkingに国内通信事業者で初めて参画しました。
次世代移動通信システム「5G」時代に向けたネットワーク構築・運用にはオープンソースソフトウェアの活用が重要性を増していきます。
KDDIではこれまで「auでんき」や「au HOME」など、オープンソースを活用した内製開発の推進、人材育成を始めとする組織体制構築、OpenStackなどのオープンソースコミュニティでの活動を行ってきました。
KDDIは本参画により、オープンソースに関する取組みの幅を広げ、業界標準策定に貢献していくのに加え、「5G」時代に向けたネットワーク仮想化および、運用管理の自動プロセス化技術による効率的なモバイルネットワークの実現を目指していきます。
<用語解説>
- Linux Foundation Networking
Linux Foundation傘下の、6つのネットワーク関連のオープンソースプロジェクト (ONAP、FD.io、OpenDaylight、OPNFV、PNDA、SNAS) のプロジェクト運営を統合し、プロジェクト間のコラボレーションを活性化、プロジェクト運営の効率化、メンバーシップを簡素化することを目的に2018年1月に設立。 - ONAP (Open Network Automation Platform)
新たなネットワークサービスの迅速な導入と自動化、ライフサイクル管理を可能とする、オープンかつ標準準拠のアーキテクチャ策定と、そのプラットフォーム実装を推進するプロジェクト。2017年3月に設立され、50以上のネットワーク・クラウド事業者、サプライヤが参画。 - OpenStack
OpenStackはオープンソースのクラウドオペレーティングシステムであり、計算機、ストレージ、ネットワークリソースを制御することで、Infrastructure-as-a-Service (IaaS) としてこれらのリソースをユーザーに提供する。その開発プロジェクトは、2012年9月に設立されたThe OpenStack Foundationによって推進されている。
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