温故知新ですぞよ…?
スマホといえば、今やiPhoneかAndroidの二択。そんな時代が訪れてから久しいですが、もっと昔は多彩な選択肢もあるにはありました。たとえばWindows Phoneですとか、BlackBerryですとか、あと名門のPalmだってね!
そして驚くべきことにAndroid Policeによると、なんとPalmが年内(後半)にも復活を遂げるとらしいのです。なんでも、Palmのブランドを買い取ったTCLが、2018年下半期にVerizonから新モデルを出すべく、いま着々と準備を進めているんだとか。まだどんなモデルが投入されるのかなどの詳しい情報は出てきていませんけれどね。
Palmといえば、時代を先取りしたコンセプトや製品群が惜しまれました。ワイヤレス充電機能もGalaxy S6によって普及し始めるよりも前に、Palm Touchstoneなるアクセサリーが用意されていました。Palm Preでは全面タッチスクリーンの本体に下部からスライドするキーボード、なんていう、スマホのさらに先に。これ、ホームボタンまで搭載されていたんですよ?
なにはともあれ、コンセプトとしては間違っていなかったのかもしれませんけど、いまではPalmが消え去ってしまった事実だけが残っています。HPに買収されたと思ったら、独自のwebOSが十分に使いきれず、早々とLGに売り飛ばされてしまうという具合。
ですから、Palmが復活するといっても、そのスマートフォンのOSはオリジナルではないでしょう。TCLは、BlackBerryのブランドも引き継ぎはしましたけど、結局はAndroidスマホしか出してませんしね。
ただし北米ではPalmとVerizonの縁は非常に緊密でして、Palm PreもPalm Pre 2もVerizonから発売されてました。しかし、その後リリースされるはずだったPalm Pre 3は、HPによる買収で頓挫しています。あれから何年もの時を経て、再びVerizonから最新のPalmブランドのスマートフォンが登場するというのは、なんだかドラマチックな展開ですよね。
懐かしさに訴えるだけのスマホじゃないといいな。
Image: Palm
Source: Android Police
Sam Rutherford - Gizmodo US[原文]
(湯木進悟)
ギズモード・ジャパンで全文を見る
0 件のコメント:
コメントを投稿