つまりは引き抜き…なんでしょうね。
The New York Timesによると、Apple(アップル)は、競合他社に遅れをとっている人工知能技術に追いつくため、Google(グーグル)の人工知能チーフエンジニア、John Giannandreaを採用したと報じています。
Google時代、彼はインターネット検索やGmail、GoogleアシスタントなどのGoogle製品全体でAI技術の導入に活躍したとのことですが、今後はAppleの機械学習とAI(人工知能)戦略の責任者としてジョインするようです。
さて、Appleの人工知能といえば、Siriさん。
彼女が初めて登場したiPhone 4Sのときは「これだ、これが未来だ!」といった高ぶりがありました。その後Siriは緩やかなアップデートを続けていますが、いつの間にかその能力はGoogleやAmazonのアシスタントに抜き去られているように感じさせられます。
またAppleの人工知能といえば、Siriやスマートスピーカーだけではありません。絶賛開発中といわれる自動運転技術にも今回のJohn Giannandreaは関わってくるでしょう。なにせ機械学習とAI戦略ですから、Siriだけでなく、AppleがAIを使って何ができるか模索するのだと思います。
AppleとしてもAI技術は今後も力を注ぐべきジャンルであることは明らか。彼の採用によって、Appleプロダクトがどう賢くなっていくのか? そしてその恩恵がいつ僕らに回ってくるのか。活躍が期待されますね。
どうぞ先生、僕らのSiriを賢くしてあげてください。
Image: Steve Jennings/Getty Images Entertainment/ゲッティ イメージズ
Source: The New York Times
(小暮ひさのり)
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