2018年4月27日金曜日

「Alexa」がさらに賢く--ユーザーの代わりに「記憶」も可能に

 Amazonは米国時間4月25日、音声アシスタント「Alexa」にまた新たな機能を追加することを発表した。数週間かけて3つのアップグレードを提供する予定だ。

  • 「Skills Arbitration」--Alexaは、ユーザーの指示に基づいて自分でスキルを見つけ出し、有効化して発動する。たとえば、シャツに付いた油の染みの取り方を訊くと、ユーザーが存在を知っているかどうかに関係なく、Tideの染み抜きペン「Stain Remover」に関するスキルを発動するかもしれない。この機能は米国で段階的に提供される。
  • 「Context Carryover」--Alexaはもうすぐ、補足質問、それも特に代名詞を含まない補足質問に、もっとうまく対応できるようになるはずだ。これまでも、代名詞を使った質問には対応できた(「ショーン・コネリーの誕生日は?」に続いて「彼が出演した映画は何本?」)。今後は、それほど明確でない補足質問にも対応できるようになる(「インディアナポリスの天気は?」に続いて「明日はどう?」)。この機能はまず米国、英国、ドイツで提供される。
  • 「Memory」--覚えておくよう指示されたことを何でも記憶するようになる。例えば、「Alexa、父の誕生日は1月18日だと覚えておいて」と伝えれば、そうしてくれる。この機能は、近いうちに米国で提供される。

 AmazonのAlexa Machine Learning部門で応用科学ディレクターを務めるRuhi Sarikaya氏は、仏リヨンで開催されたThe Web Conferenceの基調講演でこの新機能を強調した。さらに講演後に掲載したブログ記事で、Memory機能について「Alexaをさらにパーソナライズするために2018年に搭載される多くの機能の中で、最初のもの」だとした。

提供:Ian Knighton/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。



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