かつては配車サービス事業者にすぎなかった東南アジアのGrabは、ポートフォリオを拡大してモバイルおよびピアツーピア決済を手がけるまでになったが、今回さらに保険とマイクロファイナンスサービスを追加した。
シンガポールに本拠を置くGrabは現地時間3月13日、“フィンテックプラットフォーム”である「Grab Financial」の立ち上げを発表した。同社によると、決済、ポイント、ロイヤルティサービスに加えて、金融および代理店サービスなどのフィンテックサービスを包括するものだという。
Grabはまた、クレディセゾンとの新たなパートナーシップを発表した。資本業務提携のうえGrab Financial Services Asiaを設立し、ローンや与信サービスを東南アジアで提供するという。
Grabは世界銀行のデータを引用し、東南アジア地域で銀行口座を保有している成人はわずか27%にとどまっていると述べた。そのため、銀行にとって信用やリスクの評価が困難になっているという。信用やリスクを評価するには通常、収入、消費習慣、既存の債務、銀行口座情報など、さまざまなデータを分析する必要がある。適正なリスク評価がなければ、消費者がクレジットを利用する機会が限られる可能性があるとGrabは述べた。
Grabはまた、これとは別の発表の中で、Chubbと提携し、Grabのドライバー向けに保険サービスを提供することを明らかにした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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