2018年4月1日日曜日

[ITmedia Mobile] タフネスなハイブリッドケースに――iPhone X用ゼロハリケース「ZERO HALLIBURTON Shockproof case」を試す

 CCCフロンティアのスマートフォンアクセサリーショップ「UNiCASE(ユニケース)」では、有名スーツケースブランド「ZERO HALLIBURTON(ゼロハリ)」とコラボレーションしたオリジナルiPhoneケースを販売している。

 先日登場した「ZERO HALLIBURTON Shockproof case for iPhone X」(以下「Shockproof case」)は、待望のiPhone X用ゼロハリケース第1弾で、シリーズ初の「ハイブリッドケース」。標準価格は4800円(税別)だ。

 今までレビューしてきたゼロハリケースは、高い質感を持ちながらも「電波を少し遮ってしまう」「固すぎて取り外しづらい」といった欠点もあった。今回のShockproof caseはどうだろうか……?

パッケージ(その1) 「ZERO HALLIBURTON Shockproof case for iPhone X」のパッケージ。従来のゼロハリケースシリーズと同様に、高級感を感じるものとなっている
パッケージ(その2) パッケージは「上ぶた」と「ケース収納部」という構造に変わった

ハイブリッド構造で耐衝撃性を向上 「MIL規格」に準拠

 Shockproof caseは、ケースの内側がTPU(熱可逆性ポリウレタン)素材、外側がポリカーボネート素材を採用している。TPUの柔らかさでiPhone本体を優しく包み込み、ポリカーボネートの固さが落下時の衝撃を吸収するという構造だ。

 これにより、ゼロハリケースとしては初めて米国防総省の物資調達規格「MIL-STD-810G(MIL規格)」に準拠する耐衝撃性能を確保した。MIL規格は、米軍で使われる物資が満たすべき基準で、過酷な環境下での利用も想定している。

 iPhone Xは、画面だけでなく背面もガラス素材。ユーザー過失による修理となった場合、修理費は最大で6万800円(税別、「AppleCare+」未加入時)となる。そのことを考えると、ケースの耐衝撃性がより高まったことは何よりもありがたい。

ケース群 左がポリカーボネートケース、右がTPUケース。両者が合わさることによって耐衝撃性能を向上する

カラーは5色 ブラックのみマット(非光沢)仕上げ

 Shockproof caseは、BLUE(ブルー)、RED(レッド)、SILVER(シルバー)、WHITE(ホワイト)とMATTE BLACK(マットブラック)の5色展開となっている。デザイン上はゼロハリのスーツケース「Classic Polycarbonate 2.0」をモチーフとしている。

 MATTE BLACK以外の4色は、塗装が光沢仕上げとなっている。それに対してMATTE BLACKは、その名の通り非光沢仕上げとなっている。基本的には好みで選べば良いが、ケースのグリップ感をより重視するならMATTE BLACKがおすすめだ。

BLUE(正面)BLUE(背面) BLUEをiPhone Xに装着。光沢と深みがある色合いだ
RED(正面)RED(背面) REDをiPhone Xに装着。処理速度が3倍速くなりそうな色合いだ
SILVER(正面)SILVER(背面) SILVERをiPhone Xに装着。「ゼロハリといったらこの色!」という感じの銀色感だ
WHITE(正面)WHITE(背面) WHITEをiPhone Xに装着。筆者としては一番おすすめしたい色だ
MATTE BLACK(正面)MATTE BLACK(背面) MATTE BLACKをiPhone Xに装着。唯一のマット塗装で、グリップ感が良い

装着しやすく取り外しやすい

 本体のキーに当たる部分にはしっかりと押し込めるボタンが用意されている。固すぎず、柔らかすぎず適度な感触を感じられる。サウンドスイッチやLightning端子周辺部には切り抜き・切り欠きが用意されており、操作上の問題はない。

左側右側 キーの部分にはしっかりボタンが確保されている。サウンドスイッチの部分は切り抜かれている
Lightning端子回り Lightning端子周辺は切り欠かれている

 Shockproof caseをレビューするに当たり、何度も着脱を繰り返したが、取り付けや取り外しに困難はなかった。今までのゼロハリケースの中で一番着脱しやすくも感じた。

 これなら、ケースを気分に合わせて着け変える人にもお勧めできる。


 上質さを保ちつつ、耐衝撃性能を高めた「ZERO HALLIBURTON Shockproof case for iPhone X」。ゼロハリブランドが好きな人はもちろん、「ギラギラしていない光沢感のあるケースがほしい(MATTE BLACKを除く)」あるいは「グリップ感の高い耐衝撃ケースがほしい(MATTE BLACK)」という人にもお勧めだ。

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