横浜銀行では、昨年よりKIBITをお客さまとの面談記録の分析などに活用しています。今回、横浜銀行でKIBITを活用するのは、新卒採用の応募者をより客観的かつ適正に評価するための取組みです。KIBITによるエントリーシート評価の実証実験を行った結果、より客観的かつ一貫性のある評価軸のもと、選考ができることを確認しました。
2019年度の選考では、過去のデータを教師データとして学習させたKIBITに志望動機などの文章を読み込ませ、評価を定量化します。その評価をふまえ、合格基準を総合的に満たす応募者は書類選考を合格とし、引き続き面接などの選考を実施します。
KIBITは、専門家が自己の経験にもとづいて、重要と感じ取る“暗黙知”や“感覚”を学習し、対象となる大量のテキストデータを関連性の高い順にスコアリングして序列化することができる技術です。人間がキーワードなどで1件ごとにデータを検索するよりも、早く、高い精度で欲しい情報を抽出できる高度な情報解析技術を実現しています。
横浜銀行では、従来、複数の採用担当者が数千件のエントリーシートを読み込み、合否を判断していたところをKIBITの活用により、エントリーシートの確認時間を大幅に削減することが可能となりました。横浜銀行では、あらたに創出された時間を面接などの対面コミュニケーションに充てることで、より濃密な選考活動をおこなっていきます。FRONTEOでは本案件を通じて、今後もHR(Human Resource)テックにおける人工知能を活用したサービスの開発をさらに進めてまいります。
■KIBITについて「KIBIT」は人工知能関連技術のLandscapingと行動情報科学を組み合わせ、FRONTEOが独自開発した日本発の人工知能エンジンです。人間の心の「機微」(KIBI)と情報量の単位である「ビット」(BIT)を組み合わせ、「人間の機微を学習できる人工知能」を意味しています。テキストから文章の意味を読み取り、人の暗黙知や感覚を学ぶことで、人に代わって、判断や情報の選び方を再現することができます。
FRONTEOについてURL:
http://www.fronteo.com/株式会社FRONTEOは、独自開発の人工知能エンジン「KIBIT」により、ビッグデータなどの情報解析を支援するデータ解析企業です。国際訴訟などに必要な電子データの証拠保全と調査・分析を行うeディスカバリ(電子証拠開示)や、デジタルフォレンジック調査を支援する企業として2003年8月に設立。自社開発のデータ解析プラットフォーム「Lit i View(リット・アイ・ビュー)」、日・中・韓・英の複数言語に対応した「Predictive Coding(プレディクティブ・コーディング)」技術などを駆使し、企業に訴訟対策支援を提供しています。このリーガル事業で培われ、発展した「KIBIT」を始めとする独自の人工知能関連技術は、専門家の経験や勘などの「暗黙知」を学び、人の思考の解析から、未来の行動の予測を実現します。ヘルスケアやビジネスインテリジェンス、デジタルマーケティングなどの領域に展開し、FinTechやRegTechに加え、「働き方改革」でも実績をあげています。2007年6月26日東証マザーズ、2013年5月16日NASDAQ上場。資本金2,481,621千円(2017年3月31日現在)。2016年7月1日付けで株式会社UBICより現在の社名に変更しております。
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