これであなたも有名人気分?
Twitterのプロフィールの名前横につく、青い色の「認証バッジ」。これはTwitter社が認めた有名なアカウントのみに添付されており、トランプ大統領やApple CEOのティム・クック氏のアカウントにも輝いています。そしてTwitter社CEOのジャック・ドーシー氏によれば、Twitterはこの認証バッジを誰でも取得できるように取り組んでいるというのです。
ドーシーCEOがライブ配信サービス「Periscope」で語った内容によると、「Twitterではなく誰もが自身の事実について確認し、Twitterが判断や示唆、バイアスをかけないことになる」と述べています。つまり、情報の真偽はバッジの有無で決まるのではなく、それを読んでいるあなたが決めること、というわけですね。
ここでの判断や示唆、バイアスとは、アメリカでとある白人至上主義者のアカウントに認証バッジが付いていたことにより、「Twitterは白人至上主義をサポートするのか!」と非難が巻き起こったことにも関連しています。Twitterはその後に認証バッジのプロセスを一時、中断しました。
今後、Twitterがどのようにしていち個人でも認証バッジを取得できるようにするのかは、まだ明かされていません。海外メディアのThe Vergeは、Airbnbが取り入れているFacebook(フェイスブック)のプロフィール、電話番号、メールアドレス、政府発行のIDカードが利用されるのでは、と予測しています。日本なら、健康保険証か運転免許証ですかね?
SNSサービスが差別や偏見、時には犯罪行為の防止に取り組む中、Twitterはその動きの遅さが指摘されることがありました。しかし個人的には、情報の真偽を判断するのはあなた…というTwitterの方針は悪くないと思えますね。
Image: chrisdorney / Shutterstock.com
Source: Twitter via The Verge
(塚本直樹)
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