国内外のアニメ関連企業が集まり、作品展示やイベントステージなどを行う「AnimeJapan 2018」(東京ビッグサイト、3月22日〜25日)。24日から一般公開となり、多くのアニメファンが来場している。2017年の総来場者数は過去最多の約14万5000人と、初開催の2014年(約11万1000人)から着実に来場者数を増やしてきていることから、今回も賑わうことが期待される。
ソニー×FGO なぜ?
AnimeJapan 2018では、ソニーとFGO PROJECT(スマートフォンゲーム「Fate/Grand Order」の製作委員会)が、「ソニー×Fate/Grand Order」という形で特別協賛のタッグを組んだ。
ソニーの犬型ロボット「aibo」が「貴方が、私のマスターか?」と「Fate」シリーズで有名なせりふを使った広告イラストを会場配布冊子の裏に掲載したり、VR HMD「PlayStation VR」を被ってFateのヒロイン「アルトリア」と手を取る男主人公や、aiboと並ぶFGOのマスコット・フォウくん、ソニーのヘッドフォン「h.ear on 2」のワイヤレスモデルを着けるFGOのヒロイン「マシュ・キリエライト」、ソニーの電子ペーパー型ディスプレイウォッチ「FES Watch U」を身に着けた男性キャラの「クー・フーリン」の描き下ろしイラストを会場内に大きく掲載したりしている。
ソニーはAnimeJapan 2017での協賛が初で、FGO PROJECTも2017での特別協賛が初。なぜ、今回共同での特別協賛に至ったのか。
ソニーブースの担当者は、「ソニー子会社のアニプレックスがFGOの販売元であることから、FGOとコラボさせていただいた」という。
背景には、ソニーの2017年度の第2・第3四半期決算で、音楽分野の好調要因にFGOが名指しされるほど、FGOの売上がソニーに貢献しているということがある。
今回のソニーブースの運営はソニービジュアルプロダクツ社で、協賛はソニー本体であることから、担当者は「共同での協賛になった経緯までは分からない」としたが、「FGOなどとコラボしていくことで、AnimeJapanのようなアニメ系のイベントにも出展していきたい」と話した。
「第2部」直前のFGOブース 全方位シアターは必見
FGOのブースでは、新章となる「第2部」の配信を4月に控えていることもあり、第2部に登場する新たなキャラクターを大きな垂れ幕で紹介している。
ブース内で大きなスペースを占めるシアターでは、「カルデア(ゲーム内のメイン施設)内でも最高レベルの機密」とマシュがいう、全方位8画面に映し出される12分ほどの映像を楽しむことができる。第2部直前ということから察していただきたいが、あのシーンやあのシーンを全方位、しかも声ありで追体験できるというのは、ファンなら一見の価値ありだ。
シアターの他、3月4日に発表した新ゲームプロジェクト、“英霊召喚ボードゲーム”「Fate/Grand Order Duel -collection figure-」のフィギュアや、7月下旬の稼働を目指すアーケードゲーム「Fate/Grand Order Arcade」の筐体や最新版のカードが展示されている。
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