さすがに鉛筆で巻き戻す必要はありませんけどね。
1979年にソニーのウォークマンが出てから、より身近な存在となったカセットテープ。かつての若者は、最新ヒットや宅録を編集したテープを通勤や通学途中で聞いていました。しかしその後カセットテープは、CD、MD、デジタル音源の普及によりどんどん廃れていってしまったのです。
デジタル音源になって音がクリアになった反面、カセットテープからかすかに聞こえる「サー」というノイズにノスタルジーを感じることができなくなったのはチョッピリ残念なオッサン世代。
そんな現代に、デジタル音源を、あたかもカセットプレイヤーで聞く時のような懐かしみを持って再生してくれるウェブアプリ「WebCassette」が登場しました。試してみたところ、mp3とwavに対応しています。
アプリ上ではテープの種類が「ノーマル」、「クローム」、「メタル」と選べ、ノイズリダクションも「オフ」、「LOW」、「HIGH」と選択して好みの音色を作れます。さらにはツマミをいじってテープ、モーター、ヘッドのクオリティーを調節可能。これでモーターを若干遅くしたり、「サー」というノイズを増やしたりできるのです。
ほかにも再生時点から秒数をカウントしてくれ、その時点での曲の進み具合がわかるカウンター機能(リセットボタン有)もついています。早送りや巻き戻しのボタンを押せば、実際に曲が超高速で再生され、「ピロピロピロピロ」という音が聞こえてくるので、ぜひとも試して欲しいところです。
お手持ちのデジタル音源を、擬似的にカセットテープ・クオリティーに落としてくれるWebCassette。皆さんが聞きたいのは、誰の何の曲でしょうか?
Image: WebCassette
Source: WebCassette via Cult of Mac
Andrew Liszewski - Gizmodo US[原文]
(岡本玄介)
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