米Googleは2月28日(現地時間)、プロダクティビティスイート「G Suite」ユーザー向けチャットサービス「Hangouts Chat」をリリースした。日本語を含む28カ国語をサポートする。管理者が設定すれば、G SuiteのユーザーはPC、Mac、iOS/AndroidのHangouts Chatアプリで同サービスを利用できる。
Googleは昨年3月、2013年に統合メッセージングサービスとして発表した「Hangouts(日本では「ハングアウト」)をビデオ会議アプリ「Hangouts Meet」(以下「Meet」)とメッセージングアプリ「Hangouts Chat」(以下「Chat」)に分割すると発表。Meetは発表段階からローリングアウトしたが、Chatは約1年でようやく公式版になった。
Chatの特徴は、Slackのようにプロジェクトごとにチャットルームを作ってやり取りできる点だ。G Suiteの他のサービスと統合されているので、Googleドライブ内のドキュメント、スプレッドシート、スライドのコンテンツを権限付与を気にせずに共有できる。
Slack同様にbotも利用できる。スタート段階で25のbotが用意されており、サードパーティー製botを追加することもできる。25のbotには、ファイルが共有されると通知する@Google DriveやGoogleカレンダーでミーティングを設定することをサポートする@Meetなどがある。
salesforce.comやKayakなどが既に関連ツールを提供している。専用botを開発することも可能だ(開発者向けサイト)。
G Suiteのチャット機能はかつての「Google Talk」から「ハングアウト」になり、今度は「Hangouts Chat」になる。FAQによると、「Chatでの体験をシームレスにするため、旧Hangoutsは当面利用できるようにし、Chatと両立するようにする」という。
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