2017年5月18日
KDDI株式会社 (本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 田中 孝司、以下KDDI) は、グローバル・ブレイン株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役社長: 百合本 安彦) が運営するコーポレート・ベンチャー・ファンド「KDDI Open Innovation Fund」を通じて、テレイグジスタンスを活用したロボティクスおよびクラウド・データサービスを開発・販売するTelexistence株式会社 (本社: 東京都港区、代表取締役CEO: 富岡 仁/同CTO: Charith Fernando、以下TX Inc.) へ出資を行いました。
テレイグジスタンス (Telexistence/遠隔存在) とは、東京大学名誉教授 舘 暲氏が世界で初めて提唱した技術概念であり、遠隔のロボットを自分の分身 (アバター) として利用し、人間を時空の制約から開放しようとする科学的試みです。
TX Inc.は、テレイグジスタンスの提唱者である舘 暲氏が同社会長に就任し、ロボティクス、VR、触覚技術の専門家メンバーで構成されています。また、これまでの長きにわたる理論的、実験的研究を基に、テレイグジスタンスロボット、インターネットを介したロボティクスの遠隔制御技術、視聴覚から触覚など、高度な情報を伝送・蓄積・解析するクラウドシステムを開発しています。
国内ロボットビジネス市場は、2035年には約10兆円に達する (注) 見通しです。その中でも、工場の生産性を向上させることを目的とした産業用中心であったロボット領域において、人の能力の拡張・補助・生活支援を目的とした「サービスロボット」の市場が伸長し、2025年には現在の6.5倍になる (注) と予測されています。
KDDIは本出資を通じ、同社の各産業における法人顧客の開拓とソリューション開発に加えて、コンシューマー向けのサービス開発、マーケティング、通信技術などを幅広くサポートしていきます。さらに、テレイグジスタンス技術とモバイルネットワーク技術を活用した新しい体験の創出に向けて、取り組んでいきます。
KDDIは、今後も有望なスタートアップ企業への出資を通じて、来るべきIoT時代を見据えた新たな価値をお客さまに提供していきます。
詳細は別紙をご参照ください。
別紙:「KDDI Open Innovation Fund」、テレイグジスタンス (遠隔存在) 技術を活用したロボティクス開発ベンチャー企業「Telexistence株式会社」へ出資
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